埼玉県立春日部高等学校は、明治32年(1899年)創立の伝統ある男子校です。「質実剛健」を校訓とし、「文武両道」を教育方針として掲げ、126年の歴史の中で約38,000名の卒業生を社会に送り出してきました。
同校は埼玉県内でも屈指の進学校として知られており、スーパーサイエンスハイスクール(SSH)指定校として先進的な理系教育にも力を入れています。2025年3月卒業生の進学実績では、国公立大学進学率約30%、GMARCH297人合格という優秀な成果を収めました。東京大学、京都大学をはじめとする最難関大学への合格者を毎年輩出するとともに、私立大学においても早慶上理106人という充実した合格実績を誇っています。
また、学業面だけでなく部活動においても全国レベルの活躍を見せており、陸上競技部のインターハイ出場、書道部や写真部の全国大会出場など、真の「文武両道」を実践しています。本記事では、春日部高校の入試情報から校風、部活動、進学実績まで詳しく解説します。
県立春日部高校の入試倍率と偏差値
入学難易度(偏差値)
県立春日部高校は埼玉県内で難関レベルの高校として位置づけられており、各種模擬試験・情報サイトでの偏差値は以下の通りです。
- みんなの高校情報:69
- W模擬|新教育スクールガイドウェブ:63(合格可能性60%水準)
- 市進高校受験情報ナビ:66(合格可能性80%水準)
これらの偏差値データを総合すると、春日部高校の合格には偏差値63~69程度の学力が必要となります。埼玉県内の公立高校の中でも上位に位置し、難関クラスの入学難易度を誇ります。
入試倍率の推移
近年の入試倍率の推移を見ると、春日部高校は安定して人気の高い高校であることがうかがえます。
年度 | 志願倍率 | 志願確定倍率 | 受検倍率 | 合格倍率 |
---|---|---|---|---|
2025年度 | 1.41倍 | 1.38倍 | 1.37倍 | 1.37倍 |
2024年度 | 1.48倍 | 1.50倍 | 1.47倍 | 1.47倍 |
2023年度 | 1.32倍 | 1.31倍 | 1.30倍 | 1.29倍 |
2022年度 | 1.28倍 | 1.26倍 | 1.24倍 | 1.24倍 |
県立春日部高校の歴史と伝統
県立春日部高校は明治32年(1899年)に埼玉県第四中学校として開校した、126年の伝統を誇る名門校です。明治維新から約30年という日本の近代化が進む時代に設立され、以来一貫して優秀な人材を社会に送り出し続けています。
主な沿革
- 明治32年(1899年):埼玉県第四中学校として開校
- 明治34年(1901年):埼玉県立粕壁中学校と改称
- 昭和24年(1949年):埼玉県立春日部高等学校と改称
- 平成11年(1999年):創立100周年記念式典、新校舎完成
- 平成22年(2010年):文部科学省SSH指定(第1期)
- 令和2年(2020年):SSH第3期指定
創立以来126年間で卒業生は約38,000名に達し、政官界、実業界、学界、文芸・芸術・スポーツ界など幅広い分野で活躍しています。著名な卒業生には、元国務大臣の野中英二氏、作家の三上於菟吉氏、スポーツジャーナリストの青島健太氏、五輪メダリストの宮部行範氏などがいます。
県立春日部高校の立地と最寄り駅、周辺環境
春日部高校は埼玉県春日部市の住宅地に位置し、都市部の利便性と自然環境の良さを兼ね備えた理想的な立地にあります。首都圏からのアクセスも良好で、多方面から通学する生徒を受け入れています。
所在地とアクセス
所在地 | 〒344-0051 埼玉県春日部市内牧3681 |
最寄り駅 | 東武野田線「藤の牛島駅」 |
アクセス | ・藤の牛島駅から徒歩約15分 ・春日部駅からバス約10分 ・久喜駅からバス約20分 |
最寄りの藤の牛島駅は東武野田線(東武アーバンパークライン)の駅で、大宮駅まで約30分、船橋駅まで約40分と、埼玉県内外へのアクセスが良好です。徒歩15分という距離は適度な運動にもなり、通学を通じて体力づくりにも寄与しています。
春日部駅は東武伊勢崎線(東武スカイツリーライン)とJR宇都宮線が乗り入れる主要駅で、東京都心部へは約1時間でアクセス可能です。
周辺環境
春日部高校周辺は閑静な住宅地で、学習に集中できる静かな環境が整っています。近隣には春日部八幡神社があり、歴史と文化を感じられる環境です。同神社は春日部の総鎮守として1,000年以上の歴史を持ち、地域の文化的シンボルとなっています。生徒たちも初詣や受験祈願で訪れることが多く、地域との結びつきを深めています。
学校敷地は約6万平方メートルと広大で、校舎周辺には豊かな緑が配されています。桜並木や樹齢を重ねた大木が四季の変化を演出し、自然に囲まれた落ち着いた雰囲気の中で学習に集中できる環境が整っています。特に春には桜が美しく咲き誇り、新入生を迎える季節を彩ります。
地域の治安も良好で、夜間や早朝の部活動の際も安心して通学できます。商業施設も程よく配置されており、学用品の購入や食事など、必要な生活機能は揃っています。一方で、繁華街から離れた立地により、学習に集中できる環境が保たれているのも特徴です。
県立春日部高校の校風と教育方針
春日部高校の教育理念は、126年の歴史の中で培われ、脈々と受け継がれてきた独自のものです。
教育目標
- 校訓「質実剛健」:飾りを捨て、真摯で心身ともに逞しく健やかな人間であること
- 教育方針「文武両道」:学問と武芸の両方に優れた人間であること
- 目指す学校像:広く社会で活躍できるリーダーを育てる進学校
「質実剛健」は、表面的な華やかさではなく、内面の充実と本質的な強さを重視する春高の哲学を表しています。高校時代に虚飾を捨てることで、本当の自分が見えてくるという考えに基づいています。「文武両道」は、知性を研き、身体を鍛え、社会のリーダーとなる資質を育むという深い意味を持っています。
特色ある教育活動
- SSH事業:第3期指定(~令和7年度)、課題研究プログラム、文理融合型教育
- 国際交流:オーストラリア・メルボルン高校との兄弟校交流(隔年実施)
- 進学指導:国公立大学受験対応カリキュラム、少人数・習熟度別授業
SSH事業では「21世紀型スキル」を身につけた科学技術分野のリーダー育成を目標とし、全生徒履修の課題研究プログラムや文理融合型エキスパートプログラムを提供しています。屋久島フィールドワークなど実践的な内容も展開されています。
独自の校風
- 男子校ならではの結束力:互いに良きライバルとして切磋琢磨
- 主体性の重視:生徒自らが主体となって活動することを伝統とする
- 一所懸命の精神:何事にも全力で取り組む不屈の精神力を培う
- 伝統への誇り:創立126年の歴史に対する強い誇りと責任感
春高の校風で最も特徴的なのは、生徒たちが入学と同時に互いに良きライバルとして、勉学と部活動に心身ともに切磋琢磨していることです。学校行事や部活動では生徒が主体となって活動し、全員一丸となって目標実現に取り組む姿勢が受け継がれています。
校歌の歌詞「忍耐剛毅わがつるぎ 誠実質素われがたて」は、春高生の心意気を表現しており、困難に負けない強い意志と誠実で飾らない人格を表しています。
県立春日部高校の進路・進学実績
進路・合格者の推移
2025年3月卒業生の合格状況
項目 | 人数 | 割合 |
---|---|---|
卒業生数 | 352人 | – |
国公立大学合格者 | 102人 | 29.0% |
私立大学合格者 | 713人 | – |
延べ合格者数 | 815人 | – |
5年間の国公立合格率推移
年度 | 卒業生数 | 国公立合格者数 | 合格率 |
---|---|---|---|
2025年 | 352人 | 102人 | 29.0% |
2024年 | 351人 | 105人 | 29.9% |
2023年 | 358人 | 107人 | 29.9% |
2022年 | 351人 | 110人 | 31.3% |
2021年 | 356人 | 104人 | 29.2% |
主な大学・短大・専門学校合格実績
春日部高校の大学合格実績は、埼玉県内の公立高校の中でも群を抜く優秀さを誇っています。2025年3月卒業生352人の合格実績を詳しく見ると、同校の教育力の高さと進路指導の充実ぶりがよく分かります。
最難関大学合格実績(2025年3月)
大学名 | 合格者数 |
---|---|
東京大学 | 1人 |
京都大学 | 1人 |
東京科学大学(旧東工大) | 2人 |
一橋大学 | 1人 |
国公立医学部医学科 | 1人 |
合計 | 6人 |
最難関大学への合格者6人は、卒業生352人の1.7%にあたります。東京大学、京都大学への合格は、春日部高校の学力レベルの高さを端的に示しています。東京科学大学(旧東京工業大学)2人の合格は、同校のSSH指定校としての理系教育の成果が表れた結果といえるでしょう。
また、国公立医学部医学科への合格者1人(東北大学)は、将来地域医療を担う人材として大きな期待が寄せられています。医学部医学科は全国でも最難関の学部であり、この合格実績は春日部高校の進路指導力の高さを物語っています。
難関国公立大学|旧帝+TOCKY(医学部除く)
大学名 | 合格者数 |
---|---|
北海道大学 | 9人 |
東北大学 | 12人 |
名古屋大学 | 1人 |
大阪大学 | 3人 |
筑波大学 | 5人 |
千葉大学 | 9人 |
神戸大学 | 2人 |
横浜国立大学 | 1人 |
埼玉大学 | 26人 |
東北大学12人という合格実績は特筆すべきもので、地理的な近さもあり春日部高校生にとって人気の高い進学先となっています。同大学は研究型総合大学として全国でも高い評価を受けており、特に理工系分野での先進的な研究環境が春高生の進学動機となっているようです。
千葉大学9人、筑波大学5人の合格実績も注目されます。これらの大学は首都圏の国公立大学として高い人気を誇り、特に理系分野では東京大学に次ぐレベルの研究環境を提供しています。春日部高校のSSH教育で培われた科学的思考力と研究への関心が、これらの合格につながっていると考えられます。
地元の埼玉大学には26人が合格しており、地域貢献への意識を持つ生徒が多いことも春日部高校の特徴です。埼玉大学は教育学部、工学部において高い実績を持っており、将来埼玉県内外で教育者やエンジニアとして活躍することが期待されます。
早慶上理
大学名 | 合格者数 |
---|---|
早稲田大学 | 38人 |
慶應義塾大学 | 16人 |
上智大学 | 11人 |
東京理科大学 | 41人 |
合計 | 106人 |
早慶上理106人という合格実績は、春日部高校の最上位層の学力レベルを示すものです。卒業生352人の30.1%、私立延べ合格者の14.9%が私立最難関大学群に合格しており、これは埼玉県内の公立高校としては極めて優秀な数字です。
早稲田大学38人の合格は、同大学の幅広い学部構成と多様な入試制度が春高生にマッチしていることを示しています。慶應義塾大学16人の合格者には、将来の財界リーダーとしての活躍が期待されます。
東京理科大学41人という数字は、春日部高校のSSH教育の成果を如実に表しています。同大学は「理学の普及をもって国運発展の基礎とする」という建学の精神のもと、理系分野で高い評価を得ており、春高生の理系志向と合致した結果といえるでしょう。
これらの合格実績は、春日部高校が提供する質の高い教育と、生徒一人ひとりの努力、そして教員による熱心な指導の賜物といえます。また、同窓会による強力なサポート体制や、長年にわたって築かれた各大学との信頼関係も、これらの優秀な結果に寄与していると考えられます。
GMARCH合格実績
大学名 | 合格者数 |
---|---|
明治大学 | 91人 |
法政大学 | 71人 |
中央大学 | 52人 |
立教大学 | 46人 |
青山学院大学 | 23人 |
学習院大学 | 14人 |
GMARCH合計 | 297人 |
GMARCH297人という合格実績は、春日部高校の私立大学対策の充実ぶりを示しています。これは卒業生352人の84.4%、私立延べ合格者の41.7%に相当する驚異的な数字で、非常に多くの生徒がGMARCHレベル以上の私立大学に合格していることになります。
進路指導の特徴
3年間を見通した体系的指導
学年 | 指導目標 | 主な取り組み |
---|---|---|
1年次 | 学習習慣確立と高い目標設定 | 進路講演会、大学模擬授業、難関大説明会 |
2年次 | 将来像具体化と受験準備開始 | 大学生活を聞く会、チャレンジ共通テスト |
3年次 | 第一志望校合格実現 | 合格体験記配布、共通テスト激励会 |

県立春日部高校のイベント・学校行事
主な年間行事
- 4月:入学式、1年オリエンテーション、新入生歓迎行事
- 5月:バレーボール大会、創立記念日(25日)、春の体育行事
- 6月:春高祭(文化祭)、大学体験授業 ※最大のイベント
- 7月:水泳・卓球大会、芸術鑑賞会、夏季行事
- 10月:大運動会、大学模擬講義 ※秋の体育祭
- 11月:1万メートル大会、修学旅行(2年)、校外学習(1年)
- 12月:校内体育大会(サッカー、バスケ、柔道、体操)
- 3月:卒業式、合格体験を聞く会
特色ある行事
- 春高祭:文化部発表、各クラス出し物、軽音楽部ライブ、書道パフォーマンス
- 臙脂の集い:応援指導部による伝統の演技発表会、春高祭の名物行事、100年の伝統
- 1万メートル大会:全校生徒参加の長距離走、文武両道の精神を体現する伝統行事
- 校歌大合唱:各行事での全校校歌斉唱、春高の団結力を象徴する「一致団結の極み」
県立春日部高校の部活動や課外活動
春日部高校は「文武両道」の精神のもと、部活動においても全国レベルの活躍を見せています。ほぼ全生徒が何らかの部活動に参加しており、運動部と文化部を合わせて30以上の部活動があります。
運動部
春日部高校の運動部は伝統的に高いレベルを維持しており、多くの部が県大会以上で活躍しています。
全国大会・関東大会出場実績(2024年度)
- 陸上競技部:インターハイ出場(400m・5000m・5000m競歩)、関東大会トラック部門総合5位
- 野球部:春季県大会出場(部員数49名、専用グラウンド完備)
- サッカー部:東部支部1部リーグで活動(部員数86名)
- バレーボール部:関東大会出場目標(部員数43名)
- バスケットボール部:インターハイ6回出場歴(部員数68名)
- 水泳部:関東学生選手権出場
- 体操競技部:東部地区大会総合2位、関東大会出場
- 柔道部:東部地区新人大会第3位(高校から始める部員多数)
- 剣道部:東部支部大会ベスト4、伝統ある強豪部
- テニス部:関東公立高校大会優勝歴
陸上競技部は創部107年の名門で、全国優勝12種目、関東大会総合優勝9回という輝かしい実績を誇ります。野球部は専用グラウンドで年間180-200試合の豊富な実戦経験を積んでいます。サッカー部は「応援されるチーム」を目標に、プレーだけでなく人格形成も重視した指導を行っています。
その他の運動部
- ソフトテニス部(県大会常連)
- ハンドボール部(東部地区上位)
- ラグビー部(スローガン「貫く」、部員数20名)
- 卓球部(県大会3位、関東選抜大会出場歴)
- 弓道部(全国選抜大会出場歴)
- バドミントン部(関東大会出場歴)
文化部
春日部高校の文化部は運動部に劣らず充実した活動を展開しており、多くの部が全国レベルで活躍しています。
全国大会・関東大会出場実績
- 書道部:全国高等学校総合文化祭出場、春高祭でのパフォーマンス有名
- 写真部:全国高総文祭出場、関東地区高等学校写真展出場
- 物理部:ARDF世界大会出場、全国物理コンテスト2次進出
- 囲碁部:全国大会準優勝、関東大会優勝の伝統強豪部
- 将棋部:全国大会出場、関東大会常連
- 文学部:関東地区高校生文芸大会出場、部誌『茜』発刊
- 英語部:埼玉県英語ディベート大会出場、ALT指導
物理部のARDF世界大会出場は特筆すべき実績で、リトアニアで開催された世界大会に日本代表として参加しました。写真部は令和5年度に全国大会で「古今和風景」という作品で埼玉県代表として参加しました。囲碁部は全国大会準優勝2回、関東大会優勝の実績を持つ強豪部です。
その他の文化部
- 吹奏楽部:春高祭コンサート、各種応援演奏、音楽ホールでの定期演奏会
- 音楽部:男声合唱、各種コンクール出場(少数精鋭)
- 美術部:県高校美術展出品、油彩・デッサン中心
- 演劇部:県中央発表会出場、生徒創作脚本
- 軽音楽部:春高祭ライブ、音楽ホール地下で練習
- 新聞部:春高新聞年2回発行、校内ニュース発信
- 放送部:NHK杯全国大会出場歴、学校行事の放送運営
- 生物部:日本生態学会参加、フィールドワーク充実
- 化学部:科学振興展覧会出場、実験研究活動
- 天象部:乗鞍岳合宿、天体観測・登山
特色ある活動
- 応援指導部:創部100年の伝統、「規律・機敏・団結」のもと各種応援活動
- JRC(青少年赤十字):2024年能登半島地震災害義援金187,986円、ユネスコ世界寺子屋運動149,426円相当の募金活動
応援指導部は春高の象徴的な存在で、野球部やラグビー部の応援、春高祭での「臙脂の集い」など、学校の伝統文化を支える重要な役割を担っています。
県立春日部高校の施設と環境
春日部高校は126年の歴史を持つ伝統校にふさわしい充実した施設・設備を誇っています。創立100周年記念事業として建設された現代的な施設から、伝統を感じさせる歴史ある建造物まで、多様な学習・活動環境が整っています。
主な施設
教育施設
- 音楽ホール:300席の本格ホール(創立100周年記念事業として建設)
- 図書館:充実した蔵書と学習環境、静かな学習スペース
- 理科実験室:物理・化学・生物各室、SSH対応の最新設備
- 情報室・CAI室:ICT教育対応、タブレット・PC活用授業対応
- 進路資料室:大学資料・過去問等完備
- 学習スペース:自習可能な開放的空間
音楽ホールは春日部高校の象徴的な施設で、300席の客席を持つ本格的なホールです。吹奏楽部の定期演奏会、合唱コンクール、演劇部の公演、各種講演会など多目的に活用されています。図書館は蔵書数約4万冊を誇り、SSH指定校らしく理科系の専門書も充実しています。
体育施設
- 50m公認プール:8コース、競技大会開催可能
- 野球場:専用グラウンド(左翼90m、中堅108m、右翼85m)、照明・打撃ケージ完備
- 体育館:メインアリーナ・小体育館
- テニスコート:複数面(ハード・クレー)
- ハンドボールコート:専用コート
- 格技場:柔道場・剣道場完備
- 弓道場:伝統的な和風建築
- トレーニング場:最新機器導入
50m公認プールは8コースを持つ本格的な競泳用プールで、県大会レベルの競技会も開催可能です。野球場は学校敷地内にある専用グラウンドで、ナイター設備も完備されています。格技場は柔道場と剣道場を併設し、弓道場は和風建築の美しい施設です。
生活施設
- 食堂:栄養バランス考慮したメニュー提供
- 合宿所:部活動・研修利用、音楽部練習場としても使用
- 保健室:養護教諭常駐、健康管理サポート
- 生徒相談室:カウンセリング対応
- 部室:運動部・文化部各種完備
特色ある施設・環境
- 歴史を感じる校舎:ゴチック風の石造り回廊、重厚な正面玄関、126年の伝統を感じさせる建築
- SSH対応の充実した理科教育環境:最新の実験機器、研究発表用設備、フィールドワーク対応機材
- ICT教育環境:全教室プロジェクター完備、Wi-Fi環境整備、デジタル授業対応
春日部高校の校舎で最も印象的なのは、ゴシック様式を取り入れた石造りの回廊です。まるで中世ヨーロッパの修道院を思わせる重厚な造りで、歴史と伝統を感じさせます。一方で内部は現代的な設備が整っており、伝統と革新が調和した空間となっています。
質実剛健の男子校で未来のリーダーを目指そう
県立春日部高校は、126年の伝統と「質実剛健・文武両道」の精神のもと、バランスの取れた人材育成を行う埼玉県屈指の男子校です。偏差値63-69の高い学力水準を維持しながら、国公立大学合格率約30%、GMARCH297人合格、早慶上理106人合格という安定した進学実績を誇っています。
東京大学・京都大学をはじめとする最難関大学への毎年の合格実績と、GMARCH297人(卒業生の84.4%)という驚異的な私立大学合格実績は、同校の教育力の高さを物語っています。また、陸上競技部のインターハイ常連、物理部の世界大会出場、書道部・写真部の全国大会出場など、部活動でも全国レベルの活躍を見せ、真の「文武両道」を実践しています。
SSH指定校として先進的な理系教育を展開し、屋久島フィールドワークや文理融合型プログラムなど、他校では経験できない特別なカリキュラムを提供。オーストラリア・メルボルン高校との国際交流により、グローバルな視野も育成しています。
真の「文武両道」を実践し、将来のリーダーとして社会で活躍したい中学生にとって、春日部高校は最適な選択といえるでしょう。歴史と伝統に支えられた確かな教育力で、あなたの可能性を最大限に引き出し、「夢が進化する第一幕」となる3年間を約束します。
