埼玉県立越ヶ谷高校は、埼玉県越谷市にある共学の公立高校です。大正15年(1926年)創立、100年近い歴史を持つ伝統校で、進学型単位制と65分授業を導入し、効率的な学習と部活動の両立を実現しています。「1000日で夢を現実に」を合言葉に、充実した進路指導で生徒一人ひとりの進路希望をサポートしています。
この記事では、県立越ヶ谷高校の偏差値や入試倍率、進学実績、部活動、校風など、中学生の皆さんと保護者の方々が知りたい情報を詳しくご紹介します。高校選びの参考にしていただければ幸いです。
県立越ヶ谷高校の入試倍率と偏差値
入学難易度(偏差値)
県立越ヶ谷高校の偏差値は、情報サイトによって以下のように示されています。
- みんなの高校情報:偏差値64
- W模擬(新教育スクールガイドウェブ・60%水準):偏差値61
- 市進高校受験情報ナビ(80%水準):偏差値61
偏差値は測定方法や基準によって異なりますが、おおむね61~64の範囲に位置しており、埼玉県内でも上位の進学校と言えます。難関大学への進学を目指す生徒が多く集まる、学力の高い高校です。
入試倍率
過去4年間の入試倍率の推移は以下の通りです。
年度 | 志願倍率 | 志願確定倍率 | 受検倍率 | 合格倍率 |
---|---|---|---|---|
2025年度 | 1.34倍 | 1.05倍 | 1.05倍 | 1.05倍 |
2024年度 | 1.35倍 | 1.39倍 | 1.43倍 | 1.37倍 |
2023年度 | 1.34倍 | 1.39倍 | 1.42倍 | 1.36倍 |
2022年度 | 1.34倍 | 1.37倍 | 1.40倍 | 1.34倍 |
※2022年度は募集定員が40人(1クラス分)多い年度です。
入試倍率は過去4年間で1.05倍~1.43倍の間で推移しています。2025年度は志願確定倍率・受検倍率・合格倍率がすべて1.05倍と落ち着いていますが、2023年・2024年度は1.36倍~1.37倍と競争率がやや高めでした。しっかりと学力をつければ合格のチャンスは十分にあります。
なお、県立越ヶ谷高校は英語と数学で学校選択問題を採用しているため、標準問題よりも難易度の高い問題に対応する必要があります。
埼玉公立(県立/市立)高校入試では「共通問題」と呼ばれる全校共通の筆記試験+選択問題(難易度上位高校)が実施されます。この高校を本気で目指すなら、まずはその出題傾向を知ることが合格への近道です。
2020年~2025年(昨年度)の全教科の問題を掲載し、すべての問題にわかりやすい解説つき。
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県立越ヶ谷高校の歴史と伝統
100年近い伝統を誇る名門校
県立越ヶ谷高校は、大正15年(1926年)3月25日に「越ヶ谷町立越ケ谷実践女学校」(就業年限2年)として設置認可されました。2025年度で創立100年目を迎える、埼玉県内でも有数の伝統校です。
女学校から共学校へ
- 昭和5年(1930年):「埼玉県立越ケ谷高等女学校」として設置認可、4月14日に授業を開始(この日が開校記念日)
- 昭和10年(1935年):校歌制定(高野辰之作詞、沢崎定之作曲)
- 昭和23年(1948年):学制改革により「埼玉県立越ヶ谷女子高等学校」となる
- 昭和24年(1949年):「埼玉県立越ヶ谷高等学校」と改称、男女共学を実施
これまでに約2万6千人以上の卒業生を輩出し、各界で活躍する人材を育成してきました。
近年の発展
- 平成14年(2002年):65分授業を実施開始
- 平成15年(2003年):単位制の普通科となる
- 平成17年(2005年):創立80周年記念式典挙行
- 平成27年(2015年):創立90周年記念公演実施、イメージキャラクター「チアポポくん」誕生
- 平成28年(2016年):3学期制となる
伝統を守りながらも、時代に合わせた教育改革を進め、常に進化し続けている高校です。
県立越ヶ谷高校の立地と最寄り駅、周辺環境
所在地とアクセス
所在地 | 埼玉県越谷市東越谷3-10-1 |
アクセス | 東武スカイツリーライン「越谷駅」から 徒歩約15分 または越谷駅東口より朝日バス(花田循環コース)で約5分、「越ヶ谷高校前」下車 東武スカイツリーライン「北越谷駅」から 徒歩約15分 |
越谷駅・北越谷駅の両方から徒歩圏内でアクセスできるほか、バスの便もあるため、通学しやすい立地です。
周辺環境
越谷市は埼玉県南東部に位置する人口約34万人の中核都市です。県立越ヶ谷高校は市街地から少し離れた住宅地に位置しており、元荒川に架かる橋を渡ると、150mほどのケヤキとイチョウの並木が正門まで続く、自然豊かで落ち着いた環境です。
学校周辺は静かな住宅街で、学習に集中できる環境が整っています。また、越谷駅周辺には書店や文房具店、学習塾なども多く、学習環境としても充実しています。
県立越ヶ谷高校の校風と教育方針
教育目標
県立越ヶ谷高校は、単に大学進学だけを目指すのではなく、将来、社会で活躍できるリーダーとしての資質を持った人材の育成を目指しています。
教育方針
- 個に応じた教育
- 自己の在り方・生き方を自覚させ、生徒一人ひとりの希望進路、特に進学希望の実現に努める
- 自己責任
- 自らの責任を自覚し、主体的に学び、考え、行動する人間を育成する
- 人間的総合力
- 自他の人権及び規律を重んじ、社会に貢献するリーダーとして知・徳・体の調和のとれた人間を育成する
重点目標
- 学習支援及び進路指導体制の充実、国公立大学合格50名以上
- 学習指導要領を踏まえた、アクティブラーニングの推進、学習評価の充実及びグローバル化に伴う発信力の向上
- タブレット端末の活用による授業等のICT化の推進
- 規範意識及びマナー意識の高揚と部活動・学校行事を通じた人づくり
- 地域・保護者との連携・協力の強化
特色ある教育活動
進学型単位制の導入
平成15年(2003年)から単位制教育課程を導入し、生徒の進路希望に応じた多彩な選択科目を設置しています。
- 2年次から理系・文系を選択
- 英語・数学は少人数授業を展開
- 3年次の平均授業人数は約27人で、きめ細やかな学習指導が可能
- 希望進路に合わせた科目選択ができ、国公立大学や難関私立大学への現役合格を目指す
65分授業の実施
平成14年(2002年)から、独自の65分授業を実施しています。
- 50分授業の1.3倍の時間で、学習効果は1.5倍に
- 週5日、65分授業(午前3コマ、午後2コマ)により、週34単位の授業を展開
- 授業終了時間が15時30分のため、放課後の部活動時間をしっかり確保
- 土曜日授業を行わないことで、部活動の大会や練習試合のスケジュールを組みやすくする
アクティブラーニングの推進
「協調学習」を取り入れたアクティブラーニングを多くの教科・科目で実施し、生徒が主体的に学び、考え、発信する力を育成しています。
ICT教育の充実
- タブレット端末(iPad)を1人1台導入(令和4年度入学生より、月額約3,800円)
- 校内Wi-Fi環境を整備
- ChromeBookを88台導入
- 各ホームルーム教室にプロジェクター設置
- Google ClassroomやスタディサプリなどのICTツールを活用した効果的な学習
授業力向上の取組
- 全生徒による授業評価(年1回)
- 授業研究週間(年3回、5週間)
- 教科の枠を超えた相互授業観察と研究協議
- 生徒と授業者(教科)が授業のねらいや目的を共有し、学習方法を改善
学習環境の充実
- 学習室・図書館・HR教室を自習室として19:00まで利用可能
- 夏季・冬季休業中も自習室を提供(空調完備)
- 職員室前の多目的デスク(質問対応時や進路相談に活用)
独自の校風
「自主自律」「文武両道」
- 生徒の自主性・主体性を重んじ、自ら考え、行動する力を育成
- 勉強、部活動、学校行事のすべてに全力で取り組む「文武両道」を実践
- 部活動加入率は90%を超え、多くの生徒が勉強と部活動の両立に励む
「1000日で夢を現実(ほんもの)に」
高校生活の約1000日を通じて、生徒一人ひとりの進路希望を実現するという合言葉のもと、丁寧な進路指導を展開しています。
校歌について
校歌は、「故郷」「朧月夜」「春が来た」「春の小川」で著名な高野辰之文学博士が作詞し、沢崎定之東京音楽学校(現・東京芸術大学)声楽部教授が作曲しました。昭和10年(1935年)3月に制定され、日本の国民性、健全性を大切にした、永遠性を持つ校歌として今も歌い継がれています。
イメージキャラクター
- チアポポくん:伝統行事「たんぽぽ広場」のタンポポを体全体で表現し、ポンポン(タンポポの花)を持って越ヶ谷高校を応援(Cheer)しているキャラクター
- プラビーくん:梅花(校章)をつけ、うさぎをモチーフにしたキャラクター
県立越ヶ谷高校の進路・進学実績
進路・合格者の推移
県立越ヶ谷高校の進学実績は、埼玉県内でもトップクラスです。令和7年3月卒業生(現役生330名)の進路状況は以下の通りです。
令和7年3月卒業生の進路状況
進路先 | 人数 |
---|---|
四年制大学 | 322名 |
短期大学 | 2名 |
専門学校 | 6名 |
就職 | 0名 |
ほとんどの生徒が四年制大学に進学しており、国公立大学進学を希望する生徒も増加傾向にあります。
主な大学・短大・専門学校合格実績
令和6年度(2025年3月卒業生)の主な合格実績
- 国公立大学:35名(東京科学大学など)
- 早慶上理:20名(早稲田大学12名、慶應義塾大学8名)
- 上理ICU:9名(上智大学1名、東京理科大学8名)
- GMARCH:207名(法政大学72名、明治大学44名、立教大学35名、学習院大学30名など)
- 成成明学獨國武:65名
- 日東駒専:290名(東洋大学166名、日本大学75名など)
過去4年間の主な実績
- 国公立大学への合格者は毎年34名~50名
- GMARCHへの合格者は毎年174名~220名と安定
- 日東駒専への合格者は毎年231名~290名
- 令和6年度実績:早慶上理・GMARCH合計241名合格

進路指導の特徴
3年間を見通した段階的な指導
- 1年次:「中学生から『何事にも一生懸命頑張る越高生』へと成長」
- 大学受験のための基礎固め
- 規律を重んじる心の育成
- 適性検査、科目選択説明会、実力テストの事前事後指導、卒業生進路講演会などを実施
- 2年次:「1年生からは信頼される先輩に、3年生からは任せられる後輩に成長」
- 生徒会活動、部活動、学校行事等の中核として活躍
- 文系・理系に分かれ、11月の修学旅行が終わると本格的な受験勉強へ
- 科目選択説明会、オープンキャンパス報告会、進路懇談会などを実施
- 3年次:「社会で貢献できる大人への成長」
- 第1志望の大学合格に一直線
- 大学受験は団体戦、みんなで励まし合い、競い合う
- 進路分野別説明会、センター入試説明会、推薦AO入試説明会などを実施
充実した進学講習
越ヶ谷高校では、ほぼ毎日のように進学講習が行われています。
- 早朝講習や放課後の個別指導など、きめ細かい講習体制
- 夏季休業中は部活動の先生の協力のもと、1・2年次生対象の進学講習を実施(国語・数学・英語)
- 部活動と講習が両立できるように設定
- 美術や社会の論述演習、小論文対策指導、英作文個別指導など、生徒の多様なニーズに対応
ガイダンス&カウンセリング(G&C)の充実
- ガイダンス(指導・説明会など)とカウンセリング(個別指導)に重点
- 生徒の意識向上と情報提供を目的に、3年間系統的に実施
- 担任や進路指導部員とのきめ細かな進路相談
卒業生との交流
- 「卒業生に聞く」:卒業直後の先輩から受験勉強の苦悩や学習方法のアドバイスをもらう
- 大学生、大学院生の先輩から、大学での学びや研究、日々の活動についてリアルな話を聞く
豊富な指定校推薦枠
明治大学、青山学院大学、立教大学、東京理科大学など、120校以上の指定校推薦枠があります。
県立越ヶ谷高校のイベント・学校行事
主な年間行事
県立越ヶ谷高校では、1年を通じてさまざまな行事が行われています。
年間行事カレンダー
- 4月:入学式、新入生オリエンテーション、たんぽぽ広場(新入生歓迎会)
- 5月:遠足、生徒総会
- 6月:体育祭
- 7月:期末考査
- 8月:夏季休業
- 9月:文化祭
- 10月:中間考査
- 11月:修学旅行(2年次)
- 12月:期末考査、予餞会
- 1月:校内模試
- 2月:大競走大会
- 3月:卒業式、球技大会
特色ある行事
たんぽぽ広場(4月・新入生歓迎会)
新入生を歓迎する伝統行事です。部活動の紹介や先輩たちによるパフォーマンスなど、越高生の元気と活気を感じることができます。イメージキャラクター「チアポポくん」の名前の由来にもなっている行事です。
体育祭(6月)
学年縦割りの団による対抗戦で、集団演技が好評です。男女共学ならではの迫力ある競技と、クラスや団を超えた一体感が魅力です。
文化祭(9月)
越高祭とも呼ばれ、クラス展示や部活動の発表、模擬店など、生徒の自主性を重んじた企画が数多く行われます。伝統校らしい活気と創造性あふれる文化祭です。
修学旅行(11月・2年次)
2年次の11月に実施されます。自分たちで計画を立て、班別行動を中心とした修学旅行で、「自主自律」の精神を実践する機会となっています。修学旅行が終わると、本格的な受験勉強モードに入ります。
大競走大会(2月)
埼玉スタジアム2002周辺で実施される伝統行事です。冬の寒さの中、全校生徒が一丸となって完走を目指します。体力と精神力を鍛える貴重な機会です。
予餞会(12月)
3年次生の卒業を祝う会で、1・2年次生が企画・運営します。先輩への感謝の気持ちを伝える、心温まる行事です。
県立越ヶ谷高校の部活動や課外活動
県立越ヶ谷高校は「文武両道」を掲げており、部活動も非常に盛んです。部活動加入率は90%を超え、運動部・文化部ともに多くの部が全国大会や関東大会に出場する実績を残しています。
運動部
主な運動部(21団体)
陸上競技部、野球部、サッカー部(男)、バスケットボール部(男女)、バレーボール部(男女)、バドミントン部(男女)、ハンドボール部、硬式テニス部(男女)、水泳部、卓球部、剣道部、弓道部、少林寺拳法部、ボート部、アーチェリー部、女子ダンス部、女子サッカー部(同好会)
令和6年度の主な実績
- 少林寺拳法部
- インターハイ出場、関東大会出場
- 令和6年度関東高等学校体育大会少林寺拳法大会:女子単独演武第6位、女子団体演武第8位
- 令和6年度学校総合体育大会兼全国高等学校総合体育大会県予選会少林寺拳法競技:男子単独演武第1位、男女単独演武出場
- 全国高等学校総合体育大会少林寺拳法競技大会県予選会:男子規定組演武第1位、女子規定組演武第2位、男子団体演武第3位など
- アーチェリー部
- 全国選抜・関東選抜出場
- 関東高等学校体育大会アーチェリー競技県予選会:女子個人第8位、県民総合スポーツ大会兼高等学校アーチェリー競技新人大会:男女団体第2位・第3位など
- 第43回全国高等学校アーチェリー選抜大会:女子1名出場
- 弓道部
- 東日本大会・関東選抜出場
- 令和6年度埼玉県高等学校弓道選手権大会兼全国高等学校弓道大会埼玉県予選:男子団体Aチーム第7位、Bチーム第7位、女子個人第4位など
- 第1回関東高等学校弓道選抜大会:男子個人出場
- 第24回東日本高等学校弓道大会:男子団体(5人立)ベスト16
- ボート部
- 関東大会・関東選抜出場
- 関東高等学校体育大会ローイング競技県予選会:女子舵手付きクォドルプル第5位(関東大会出場)
- 関東高等学校選抜ローイング大会女子シングルスカル第4位
その他、陸上競技部、水泳部、バドミントン部、硬式テニス部なども県大会や地区大会で優秀な成績を収めています。
文化部
主な文化部(12団体)
美術部、吹奏楽部、英語部、軽音楽部、書道部、科学部、箏曲部、漫画・文芸部、演劇部、ソフトウェア研究部、家庭部、茶道部
令和6年度の主な実績
- 書道部
- 関東大会出場
- 第48回埼玉県高等学校邦楽祭:銀賞
- 吹奏楽部
- 第72回埼玉県展入選
- 第67回埼玉県高校美術展立体部門優秀賞
- 軽音楽部
- 第10回埼玉県高等学校軽音楽ルーキーズフェス:最優秀賞
- 英語部
- 埼玉県高等学校英語教育研究会主催 第59回英作文コンテスト:奨励賞
その他、美術部、演劇部、家庭部なども各種コンクールや展覧会で活躍しています。
特色ある活動
- 令和6年度、少林寺拳法部がインターハイ出場という快挙を達成
- アーチェリー部が全国選抜大会に出場
- 弓道部が東日本大会・関東選抜に出場
- ボート部が関東大会・関東選抜に出場
- 書道部が関東大会に出場
部活動加入率は90%を超え、多くの生徒が勉強と部活動の両立に励んでいます。65分授業により放課後の時間がしっかり確保されているため、16時から部活動を開始でき、充実した活動ができます。
県立越ヶ谷高校の施設と環境
主な施設
県立越ヶ谷高校には、充実した学習環境とスポーツ施設が整っています。
教育施設
- HR棟(ホームルーム教室棟):全教室に短焦点プロジェクターを設置
- 図書館:19:00まで開館し、自習スペースとして利用可能
- 学習室:2教室あり、ブース型45席、教室と同じ机21席の計66席
- 選択教室:少人数授業用の教室
- 特別教室棟:物理室・化学講義室・生物講義室・地学室等にテレビ型モニター設置
- 職員室前の多目的デスク:質問対応時や進路相談に活用
- 進路資料室:各大学のパンフレットや募集要項、赤本などが完備
スポーツ施設
- 体育館:防災拠点施設として整備(平成11年竣工)
- 50mプール:県内でも珍しい50mのプールで、授業や部活動で利用
- グラウンド
- 白梅館:創立60周年記念館(昭和59年竣工)
- 部室棟
情報機器の整備
- タブレット端末(iPad)を1人1台導入(令和4年度入学生より)
- ChromeBookを88台導入
- 校内Wi-Fi環境を整備
- 各ホームルーム教室にプロジェクター設置
特色ある施設・環境
学習環境の充実
- 学習室・図書館を19:00まで開放:平日の通常時は19:00まで、平日の半日授業日等は17:00まで開いています。土日も解放日であれば利用可能です。
- 夏季・冬季休業中も自習室を提供(空調完備)
- 職員室前の多目的デスクで質問対応や進路相談が可能
ICT環境の充実
- タブレット端末を活用した授業を展開
- Google ClassroomやスタディサプリなどのICTツールを積極的に活用
- 授業中に分からない部分をすぐに調べられるだけでなく、アプリを活用したプレゼンテーション資料作成や、オンライン上での小テストなど、様々な場面で活用
50mプール
県内の公立高校でも珍しい50mプールがあり、授業や水泳部の活動で利用されています。
元荒川とケヤキ・イチョウ並木
元荒川に架かる橋を渡ると、150mほどのケヤキとイチョウの並木が正門まで続き、自然豊かで美しい景観の中で学校生活を送ることができます。
校歌碑・イメージキャラクター
校内には高野辰之作詞の校歌を刻んだ碑があり、伝統を感じることができます。また、イメージキャラクター「チアポポくん」「プラビーくん」が学校を盛り上げています。
100年の伝統と65分授業で、文武両道を実現する越ヶ谷高校
県立越ヶ谷高校は、大正15年創立、100年近い伝統を持つ埼玉県を代表する共学の進学校です。進学型単位制と65分授業を導入し、効率的な学習と部活動の両立を実現しています。令和7年3月卒業生は、330名中322名が四年制大学に進学し、特に国公立大学35名、早慶上理・GMARCH合計241名という優れた合格実績を残しています。
進学実績では、過去4年間で国公立大学34名~50名、GMARCHへは174名~220名と安定した実績を維持しています。特に日東駒専への合格者は290名と非常に多く、地元に近い東洋大学への進学実績が目立ちます。「1000日で夢を現実(ほんもの)に」を合言葉に、ガイダンス&カウンセリングを重視した3年間の計画的な進路指導で、生徒一人ひとりの進路希望を実現しています。
教育の特色は、65分授業により50分授業の1.5倍の学習効果を実現しながら、放課後の部活動時間もしっかり確保していることです。部活動加入率が90%を超える中、早朝講習や放課後の個別指導、夏季進学講習など、部活動と両立できる充実した進学講習を提供しています。
部活動も非常に盛んで、令和6年度は少林寺拳法部がインターハイに出場し、アーチェリー部が全国選抜、弓道部が東日本大会・関東選抜、ボート部が関東大会・関東選抜に出場するなど、全国レベルの実績を残しています。
単位制の利点を活かし、3年次の平均授業人数は約27人という少人数授業を展開し、きめ細やかな学習指導が受けられます。希望進路に合わせた科目選択が可能で、国公立大学から私立大学まで、多様な受験科目に対応できます。
入試倍率は1.05倍~1.43倍で推移しており、偏差値は61~64の範囲に位置しています。英語と数学は学校選択問題を採用しているため、難易度の高い問題にも対応できる学力が必要です。
中学生の皆さん、越ヶ谷高校で充実した3年間を過ごし、勉強と部活動の両立を実現しながら、「1000日で夢を現実に」してみませんか。保護者の皆様も、ぜひ越ヶ谷高校の進学型単位制と充実した進路指導、そして100年近い伝統と実績をご確認いただき、お子様の高校選びの参考にしていただければ幸いです。
