埼玉県立熊谷高校は、創立130年近い歴史を持つ伝統ある男子校の公立高校です。「質実剛健」「文武両道」「自由と自治」を校訓に掲げ、日本と世界に貢献できる人材の育成を目指しています。
この記事では、熊谷高校の偏差値や入試倍率、進学実績、部活動、校風など、中学生の皆さんと保護者の方々が知りたい情報を詳しくご紹介します。高校選びの参考にしていただければ幸いです。
県立熊谷高校の入試倍率と偏差値
入学難易度(偏差値)
県立熊谷高校の偏差値は、情報サイトによって以下のように示されています。
- みんなの高校情報:偏差値65
- W模擬(新教育スクールガイドウェブ・60%水準):偏差値59
- 市進高校受験情報ナビ(80%水準):偏差値60
偏差値は測定方法や基準によって異なりますが、おおむね59~65の範囲に位置しており、埼玉県内でも上位の進学校と言えます。難関大学への進学を目指す生徒が多く集まる、学力の高い高校です。
入試倍率
過去4年間の入試倍率の推移は以下の通りです。
年度 | 志願倍率 | 志願確定倍率 | 受検倍率 | 合格倍率 |
---|---|---|---|---|
2025年度 | 1.05倍 | 1.05倍 | 1.05倍 | 1.05倍 |
2024年度 | 1.08倍 | 1.11倍 | 1.10倍 | 1.10倍 |
2023年度 | 1.14倍 | 1.13倍 | 1.12倍 | 1.12倍 |
2022年度 | 1.07倍 | 1.08倍 | 1.10倍 | 1.09倍 |
入試倍率は過去4年間で1.05倍~1.14倍の間で推移しており、比較的安定しています。2023年度は1.12倍とやや高めでしたが、2025年度は1.05倍と落ち着いています。倍率が極端に高くないため、しっかりと学力をつければ合格のチャンスは十分にあります。
埼玉公立(県立/市立)高校入試では「共通問題」と呼ばれる全校共通の筆記試験+選択問題(難易度上位高校)が実施されます。この高校を本気で目指すなら、まずはその出題傾向を知ることが合格への近道です。
2020年~2025年(昨年度)の全教科の問題を掲載し、すべての問題にわかりやすい解説つき。
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県立熊谷高校の歴史と伝統
県立熊谷高校は、1895年(明治28年)6月1日に「埼玉県第二尋常中学校」として創立されました。2025年で創立130年を迎える、埼玉県内でも有数の伝統校です。
1896年10月6日に開校式が挙行され、この日が開校記念日となっています。創立当初の生徒定員は250名でしたが、その後拡大し、現在は1学年318名(全校生徒約950名)が在籍しています。
1901年に「埼玉県立熊谷中学校」と改称し、戦後の学制改革により、1948年に「埼玉県立熊谷高等学校」となりました。以来、3万人以上の卒業生を輩出し、日本はもとより世界を舞台に活躍する人材を育成してきました。
近年の発展
- 2011年:文部科学省より第1期スーパーサイエンスハイスクール(SSH)に指定
- 2016年:第1年次生より単位制教育課程を導入
- 2017年:第2期スーパーサイエンスハイスクール(SSH)に指定
伝統を守りながらも、時代に合わせた教育改革を進め、常に進化し続けている高校です。
県立熊谷高校の立地と最寄り駅、周辺環境
所在地とアクセス
所在地 | 埼玉県熊谷市大原1-9-1 |
アクセス | JR高崎線 熊谷駅(北口)から ・ 徒歩約25分 ・または朝日バス「西小泉駅、太田駅、妻沼、妻沼聖天行き」のバスで約9分 →「気象台入り口」で下車して徒歩約5分、または「円光」で下車して徒歩約4分 秩父鉄道 石原駅から 徒歩15分 |
熊谷駅からのアクセスが便利で、平日の日中は約5~10分おきに運航するなどバスの本数も多いため、通学しやすい立地です。
周辺環境
熊谷市は埼玉県北部の中心都市で、人口約20万人の地方都市です。県立熊谷高校は市街地から少し離れた住宅地に位置しており、落ち着いた環境で勉強に集中できます。
学校周辺には気象台(熊谷地方気象台)や公園があり、静かで学習に適した環境が整っています。また、熊谷駅周辺には書店や文房具店、塾なども多く、学習環境としても充実しています。
県立熊谷高校の校風と教育方針
教育目標
県立熊谷高校は、「日本と世界に貢献できる人材を育成する」ことを目指す学校像として掲げています。単に大学進学だけを目指すのではなく、将来、社会で活躍できる人材としての土台を築くことを重視しています。
育成方針(生徒の成長物語)
- 1年次「文武両道を確立」:仲間と切磋琢磨し、熊高生の自覚を育む1年
- 2年次「自由と自治を具現化」:主体的に挑戦し、リーダーシップを育む1年
- 3年次「質実剛健の高揚」:熊高生活を完結し、未来を拓く人間力を育む1年
3年間を通じて、段階的に成長できるプログラムが組まれています。
特色ある教育活動
進学型単位制の導入
2016年から単位制教育課程を導入し、生徒一人ひとりに最適な授業を履修できるようになりました。少人数授業が多く展開され、きめ細やかな学習指導が受けられます。
- 1・2年次は英語・国語・数学が充実し、基礎基本を徹底
- 3年次は幅広い科目選択で、大学受験に必要な科目が充実
- すべての教科をバランスよく学習し、将来の日本を支えるたくましい人材としての土台を築く
スーパーサイエンスハイスクール(SSH)
文部科学省から2期連続でSSHに指定されており、理数教育に力を入れています。つくばサイエンスツアーや各種連携講演会(医学系・薬学系・理学系・先端技術・データサイエンス等)を通じて、最先端の科学に触れる機会が豊富にあります。
総合的な探究の時間「熊高ゼミ」
自ら問いを立て、未知なるものに挑戦し、課題解決する力を育成します。2年次には全員が発表を行い、プレゼンテーション能力や発信力、表現力を養います。
土曜日授業
隔週で土曜日授業を実施し、学習時間を確保しています。
独自の校風
- 質実剛健
- 飾り気がなく真面目で、心身ともに強くたくましいこと
- 明朗闊達な人材の育成を目指す
- 文武両道
- 勉学において予習・復習はもちろん、1時間1時間を大切にしながら日々の授業に取り組む
- 部活動等との両立に励み、授業も部活動も真剣勝負で努力する
- 自由と自治
- 「自ら考え、行動する」中で、自律心や強い責任感が育まれる
- 自由の数だけ責任があることを学ぶ
- 1969年より生徒の制服・制帽の規制を廃止し、服装自由となっている
恵まれた学習環境
- 図書館は平日20:30まで開館し、学習スペースとして利用可能
- 廊下の学習スペースも平日19:00まで開放(定時制との関係で1階を除く)
- 進路資料室には赤本・模試過去問・大学資料が完備
国際交流
ニュージーランドのサウスランド・ボーイズ・ハイスクール(SBHS)と兄弟校提携を結んでおり、1994年から短期派遣プログラムを実施しています(コロナ禍で中断していましたが、2023年に再開)。
県立熊谷高校の進路・進学実績
県立熊谷高校の進学実績は、埼玉県内でもトップクラスです。2025年3月卒業生(現役生、入学定員318名)は、延べ558名が大学に合格しました。
過去5年間の合格者総数推移
年度 | 国公立大学 | 私立大学 | 合計 |
---|---|---|---|
2025年3月 | 56名(17.6%) | 502名 | 558名 |
2024年3月 | 78名(24.5%) | 594名 | 672名 |
2023年3月 | 75名(23.6%) | 578名 | 653名 |
2022年3月 | 96名(30.2%) | 655名 | 751名 |
2021年3月 | 79名(24.8%) | 515名 | 594名 |
過去5年間、安定した進学実績を維持しています。国公立大学への合格率は約18~30%で推移しており、私立大学と合わせて多様な進路選択を実現しています。
主な大学・短大・専門学校合格実績
国公立大学(2025年3月卒業生)
- 最難関大学:東京科学大学1名、一橋大学1名、国公立医学部医学科1名(群馬大学)
- 旧帝大:東北大学4名、大阪大学1名
- 準難関大学:筑波大学2名、横浜国立大学1名
- 関東圏国公立:群馬大学10名、埼玉大学5名、東京都立大学3名など
私立大学(2025年3月卒業生)
- 早慶医:19名(早稲田大学12名、慶應義塾大学6名、私立医学部1名)
- 上理ICU:27名(上智大学9名、東京理科大学18名、ICU 0名)
- GMARCH:97名(学習院18名、明治18名、青山学院4名、立教21名、中央17名、法政19名)
- 成成明学獨國武:53名
- 日東駒専:106名(日本36名、東洋52名、駒澤7名、専修11名)
- 四工大+農:52名
過去5年間の主な実績
- 早慶上理ICUへの合格者は毎年40名以上
- GMARCHへの合格者は毎年95名以上
- 日東駒専への合格者は毎年100名以上
詳細な進学実績については、下記記事をご参照ください。

進路指導の特徴
3年間を見通した計画的な指導
- 年次集会などで模試を含めた進路行事の事前・事後指導を徹底
- 長年蓄積したデータを基に、個別・分野・レベル・入試形態に合わせて適切に指導
- 各年次で進路だよりを定期的に発行し、最新の進路情報を提供
自立した学習のサポート
- 初期指導で計画性を身につけ、自ら考える習慣づけを徹底
- 高い志を持ち続け、進路希望に沿った学習習慣を確立
- 3年次には学習を各自で考えて進めるとともに、面談等で適切なサポート
学力とジェネリックスキルの両方を育成
- 学力は進研模試で、ジェネリックスキルはPROG-Hで測定し、成長を確認
- 行事、部活動・各種事業等で人間力を高める
- 自己を向上させる習慣が自然と身につき、卒業後もリーダー性を発揮
充実の補習・講座
- 夏季補習(熊高実力養成講座):全49講座(令和7年度)
- 早朝・放課後補習:年次ごとに必要な進学補習、小論文講座等を開講
- 英検面接練習:本校は英検2級の1次試験準会場
豊富な指定校推薦枠
早稲田大学、慶應義塾大学、上智大学、東京理科大学、GMARCH各大学、医学部医学科(埼玉医科大学・獨協医科大学・北里大学)など、多数の指定校推薦枠があります。
県立熊谷高校のイベント・学校行事
主な年間行事
県立熊谷高校では、1年を通じてさまざまな行事が行われています。
年間行事カレンダー
- 4月:入学式、新入生オリエンテーション
- 5月:中間考査、40kmハイク
- 6月:生徒総会・選挙
- 7月:期末考査、臨海学校
- 8月:夏季休業
- 9月:文化祭、水泳大会
- 10月:中間考査
- 11月:体育祭、生徒総会・選挙、つくばサイエンスツアー(1年次)
- 12月:期末考査
- 1月:百人一首大会、バレーボール大会、サッカー大会
- 2月:学年末考査、ラグビー大会
- 3月:卒業式
その他、バスケットボール大会、バドミントン大会、卓球大会、柔道大会など、各種スポーツ大会が年間を通じて開催されます。
特色ある行事
40キロハイク(5月)
熊谷高校の伝統行事の一つで、「質実剛健」の精神を試される行事です。熊谷から長瀞までの約40キロの道のりを、全校生徒で完歩・完走します。決して楽な道のりではありませんが、踏破することによって真の熊高生になることができます。
2024年には5年ぶりに40キロの完全実施が復活し、伝統が受け継がれています。
臨海学校(7月)
1年次生が新潟県柏崎市で実施する2泊3日(または1泊2日)の臨海学校です。海で水泳実習を行い、普段と違う環境の中で仲間と協力して長い距離や時間を泳ぐ遠泳に挑戦します。水泳部がサポートしてくれるので安心です。
自然を学び、友と向き合う貴重な機会となっています。
文化祭(9月)
男子校ならではのイベントや個性あふれる出し物を企画しています。熊高でしか味わえない男の文化祭を楽しむことができます。生徒の自主性を重んじる校風のもと、クラス展示や部活動の発表など、さまざまな企画が行われます。
体育祭(11月)
熊谷陸上競技場で実施される、アツい熊高生が作り上げる闘志みなぎる体育祭です。1~3年次それぞれが勝利を目指し、切磋琢磨します。男子校ならではの迫力ある競技が展開されます。
つくばサイエンスツアー(11月・1年次)
1年次生が8コースに分かれ、つくば市内の研究施設を中心に研修を行います。日本最先端の研究に触れることができ、SSHの指定校らしい知的好奇心を刺激する行事です。
修学旅行(11月・2年次)
2年次生が四国・中国・関西地方へ4泊5日の修学旅行に行きます。自分たちで行先から宿泊地まで自主的に計画を立てることができ、「自由と自治」を実践する機会となっています。班別行動中心で、日本の歴史や文化を肌で感じ、豊かな教養と感性を育みます。
生き生き仕事人(キャリア教育)
熊谷高校OBを中心に、社会で活躍されている方々の話を伺うキャリア教育行事です。1年次生全員が参加し、将来の職業について考える機会となっています。
県立熊谷高校の部活動や課外活動
県立熊谷高校は「文武両道」を掲げており、部活動も非常に盛んです。運動部・文化部ともに多くの部が全国大会や関東大会に出場する実績を残しています。
運動部
主な運動部と最近の実績(令和6年度を中心に)
- 陸上競技部
- 関東大会出場(学校総合体育大会ベスト4)
- 埼玉県北部地区大会 100kg級優勝、100kg超2級 第5位
- 北部地区大会 団体戦第3位
- 水泳部
- 関東大会出場、インターハイ出場
- 全国JOCジュニアオリンピック出場
- スキー部
- 全国高校総体出場
- 埼玉県選手権優勝(国体出場)
- ソフトテニス部
- 関東大会出場(令和7年度:関東大会県予選 個人戦ベスト8, 16)
- 関東大会県予選 個人戦ベスト16、団体戦4位(令和6年度)
- 剣道部
- 関東大会出場(令和3年度:関東高校予選ベスト8)
- 県新人大会ベスト16(令和6年度)
- 軟式野球部
- 関東大会出場(令和5年度・4年度:県高校秋季大会準優勝)
- 硬式野球部
- 令和5年度:全国高校野球選手権大会県大会 4回戦進出ベスト32
- 1951年:甲子園全国高等学校野球選手権大会準優勝(歴史的快挙)
- サッカー部
- 令和6年度:高校総体県予選出場
- 令和5年度:関東高校県予選ベスト16
- 柔道部
- 関東大会予選 団体戦ベスト16(令和6年度)
- ラグビー部
- 令和6年度:全国高校県予選ベスト8、新人戦県大会ベスト4
- 全国高校7人制大会県予選ベスト4
- バスケットボール部
- 令和5年度:新人戦埼玉県大会出場、ベスト32
- バレーボール部
- 令和6年度:新人戦埼玉県大会ベスト8
- バドミントン部
- 令和6年度:全国高校総体県予選(個人)出場
- 県新人大会 男子シングルスベスト16、北部支部大会 団体優勝
- 卓球部
- 令和7年度:関東高校県予選ベスト8
- 令和6年度:高校総体県北部予選 団体準優勝、シングルス第2, 3位
- 山岳部
- 令和6年度:県新人大会出場
- ハンドボール部
- 令和3年度:県高校新人県北予選第3位(県大会出場)
その他、テニス部、弓道部、應援團なども活動しています。
文化部
主な文化部と最近の実績
- 書道部
- 令和6年度:第48回全国高等学校総合文化祭出場
- 書きぞめ中央展覧会 埼玉県書写書道教育振興会優良賞
- 硬筆中央展覧会 埼玉県教育委員会教育長賞
- 物理部
- 令和3年度:埼玉県理科研究発表会優良賞
- 化学部
- 令和6年度:埼玉県科学教育振興展覧会中央展優良賞
- 生物部
- 令和6年度:自然科学交流会参加、探究活動生徒発表会参加
- 地学部
- 令和6年度:埼玉県科学教育振興展覧会地区展優良賞
- 音楽部
- 令和6年度:埼玉県合唱コンクール銅賞
- 埼玉県ヴォーカルアンサンブルコンテスト銅賞
- 吹奏楽部
- 令和6年度:埼玉県吹奏楽コンクール出場
- 埼玉県アンサンブルコンテスト出場
- 将棋部
- 令和7年度:全国高等学校将棋選手権県大会A級第8位
- 令和6年度:全国高等学校将棋選手権県大会団体戦第7位
- 美術部
- 令和元年度:ポスター法務大臣賞大臣賞
- 文芸部
- 令和3年度:第20回埼玉県文芸コンクール出品
- 令和4年度:第30回武蔵野文芸賞高校生部門(小説部門)予選通過賞
- 社会科研究部
- 令和6年度:郷誌の発行
その他、軽音楽部、映画研究会、鉄道フットサル、ダンス、現代文化研究会、パソコン愛好会なども活動しています。
特色ある活動
- 令和6年度、水泳部がインターハイ出場、全国JOCジュニアオリンピック出場という快挙を達成
- 書道部が全国高等学校総合文化祭に出場
- 陸上競技部、ソフトテニス部、スキー部、剣道部、軟式野球部、山岳部などが関東大会に出場
- パソコン愛好会が日本情報オリンピックファイナルステージ出場(令和6年度)
部活動加入率は非常に高く、多くの生徒が勉強と部活動の両立に励んでいます。
県立熊谷高校の施設と環境
主な施設
県立熊谷高校には、充実した学習環境とスポーツ施設が整っています。
教育施設
- 赤甍(あかいらか):熊谷高校のシンボルである赤い瓦屋根の校舎
- 図書館:学習スペースを兼ねた図書館で、平日20:30まで開館
- PC教室:図書館内に設置
- 選択講義室:少人数授業用の教室
- 理科芸術棟:理科実験室や芸術教室を備えた棟
- 家庭科教室棟
スポーツ施設
- 体育館:耐震補強工事済み
- 屋内プール:県下公立高校初の開閉式屋根をもつ新屋内プール(1995年竣工)
- グラウンド:改修工事済み(2018年)
- テニスコート(全天候型):防球・防砂ネット設置(2019年)、夜間照明装置あり
- 柔道場
- 剣道場
- トレーニングルーム
その他の施設
- くぬぎ会館(同窓会館):資料展示スペースあり
- 記念館(生徒会館):90周年記念館として完成
- 旧制中学校歌碑
- 校歌の碑
- 進路資料室:赤本・模試過去問・大学資料が完備
特色ある施設・環境
図書館が平日20:30まで開館
大学の雰囲気をもつ図書館は、学習スペースを兼ねており、平日の夜8時30分まで開館しています。放課後の学習や自習に最適な環境が整っています。
廊下の学習スペース
廊下にも学習スペースが設けられており、平日19:00まで学習用途に限り開放されています(定時制との関係で1階を除く)。
充実した進路資料室
進路資料室には、各大学のパンフレットや募集要項、赤本、面接・小論文対策本、推薦入試受験報告ファイルなどの資料が揃っており、自由に利用できます。
質問しやすい環境
授業終了時や各教科研究室前の長机で質問を受けられる体制が整っています。単位制のため教員の数が多く、授業だけでなく入試研究も随時行っています。
歴史を感じる施設
- 「坊ちゃん」「田舎教師」記念碑(2018年建立)
- 金子兜太氏句碑(2015年建立)
- 熊谷高校は夏目漱石の小説「坊ちゃん」や田山花袋の小説「田舎教師」のモデル校の一つとされており、記念碑が建立されています
伝統と革新が融合、文武両道で未来を切り拓く熊谷高校
県立熊谷高校は、1895年創立、130年近い歴史を持つ埼玉県を代表する男子校の進学校です。「質実剛健」「文武両道」「自由と自治」の校訓のもと、日本と世界に貢献できる人材の育成を目指しています。
- 進学実績では、国公立大学56名、私立大学502名(2025年3月卒業生)の合格実績を残し、特に早慶上理ICUやGMARCHなどの難関私立大学への合格者が多数います。3年間を見通した計画的な進路指導と、充実した補習・講座で、生徒一人ひとりの進路希望を実現しています。
- 部活動も非常に盛んで、陸上競技部、水泳部、スキー部、ソフトテニス部などが全国大会や関東大会に出場し、書道部が全国高等学校総合文化祭に出場するなど、運動部・文化部ともに素晴らしい実績を残しています。
- 学校行事は、40キロハイク、臨海学校、文化祭、体育祭、修学旅行など、熊高ならではの伝統行事が充実しており、仲間との絆を深め、心身を鍛える貴重な機会となっています。
- 進学型単位制を導入し、少人数授業できめ細やかな指導を行うとともに、SSH指定校として最先端の科学教育にも力を入れています。図書館は平日20:30まで開館し、充実した学習環境が整っています。
- 入試倍率は1.05倍~1.14倍で比較的安定しており、偏差値は59~65の範囲に位置しています。しっかりと学力をつければ、合格のチャンスは十分にあります。
中学生の皆さん、熊谷高校で充実した3年間を過ごし、仲間とともに切磋琢磨しながら、自分の夢を実現してみませんか。保護者の皆様も、ぜひ熊谷高校の伝統と最先端の教育内容をご確認いただき、お子様の高校選びの参考にしていただければ幸いです。
