埼玉県立松山高校は、埼玉県東松山市にある男子校の公立高校です。大正11年(1922年)創立、100年以上の伝統を誇る県内屈指の進学校で、建学の精神「文武不岐」のもと、勉学と部活動の両立を実現しています。文部科学省から「スーパーサイエンスハイスクール(SSH)」の第3期指定を受けており、理数科・普通科特進クラスを設置し、「松高塾」と呼ばれる充実した進学補講で、生徒の学力を最大限に伸ばしています。
この記事では、県立松山高校の偏差値や入試倍率、進学実績、部活動、校風など、中学生の皆さんと保護者の方々が知りたい情報を詳しくご紹介します。高校選びの参考にしていただければ幸いです。
県立松山高校の入試倍率と偏差値
入学難易度(偏差値)
県立松山高校の偏差値は、学科によって異なり、情報サイトによって以下のように示されています。
理数科
- みんなの高校情報:偏差値65
- W模擬(新教育スクールガイドウェブ・60%水準):偏差値60
- 市進高校受験情報ナビ(80%水準):偏差値60
普通科
- みんなの高校情報:偏差値61
- W模擬(新教育スクールガイドウェブ・60%水準):偏差値54
- 市進高校受験情報ナビ(80%水準):偏差値53
偏差値は測定方法や基準によって異なりますが、理数科はおおむね60~65、普通科は53~61の範囲に位置しており、埼玉県内でも上位の進学校と言えます。特に理数科は県内でもトップレベルの難易度を誇ります。
入試倍率
過去4年間の入試倍率の推移は以下の通りです。
理数科の入試倍率
年度 | 志願倍率 | 志願確定倍率 | 受検倍率 | 合格倍率 |
---|---|---|---|---|
2025年度 | 1.45倍 | 1.40倍 | 1.40倍 | 1.40倍 |
2024年度 | 1.58倍 | 1.58倍 | 1.58倍 | 1.58倍 |
2023年度 | 1.48倍 | 1.55倍 | 1.50倍 | 1.50倍 |
2022年度 | 1.65倍 | 1.68倍 | 1.65倍 | 1.65倍 |
理数科の入試倍率は過去4年間で1.40倍~1.65倍の間で推移しています。2022年度は1.65倍と最も高く、2025年度は1.40倍とやや落ち着きましたが、依然として高い人気を維持しています。
普通科の入試倍率
年度 | 志願倍率 | 志願確定倍率 | 受検倍率 | 合格倍率 |
---|---|---|---|---|
2025年度 | 0.90倍 | 0.90倍 | 0.90倍 | 0.94倍 |
2024年度 | 1.01倍 | 1.02倍 | 1.01倍 | 1.00倍 |
2023年度 | 0.96倍 | 0.96倍 | 0.96倍 | 0.96倍 |
2022年度 | 1.01倍 | 1.01倍 | 1.00倍 | 1.00倍 |
普通科の入試倍率は過去4年間で0.94倍~1.00倍の間で推移しています。2025年度は0.94倍と定員割れとなりましたが、入学後に普通科特進クラスの選抜があるため、意欲の高い生徒が集まっています。
埼玉公立(県立/市立)高校入試では「共通問題」と呼ばれる全校共通の筆記試験+選択問題(難易度上位高校)が実施されます。この高校を本気で目指すなら、まずはその出題傾向を知ることが合格への近道です。
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県立松山高校の歴史と伝統
県立松山高校は、大正11年(1922年)6月27日に設置の許可を受け、「埼玉県立松山中学校」として開校しました。2025年度で創立103年を迎える、埼玉県内でも有数の伝統校です。
中学校から高等学校へ、進学校としての発展
- 大正11年(1922年)6月27日:設置許可を受け、埼玉県立松山中学校と称す
- 大正12年(1923年)3月10日:校舎竣工
- 大正12年(1923年)4月8日:授業開始
- 大正12年(1923年)5月5日:開校式挙行
- 昭和23年(1948年)4月1日:埼玉県立松山高等学校認可
- 昭和23年(1948年)6月30日:埼玉県立松山高等学校定時制課程設置認可
- 昭和38年(1963年)4月29日:創立40周年記念式並びに校舎増改築第一期工事落成式挙行
- 昭和49年(1974年)2月19日:創立50周年記念並びに体育館落成式挙行
- 平成4年(1992年)11月27日:創立70周年記念式典挙行
- 平成15年(2003年)11月22日:創立80周年記念式典挙行
- 平成25年(2013年)11月16日:創立90周年記念式典挙行
- 平成26年(2014年)3月31日:定時制課程 閉課程
これまでに多くの卒業生を輩出し、行政、産業、教育、医療、文化・芸術と、あらゆる分野で社会のリーダーとして活躍しています。
近年の発展
- 平成元年(1989年)4月1日:理数科設置
- 平成5年(1993年)3月15日:プール竣工
- 平成20年(2008年)4月1日:理数科20周年、理数科グレードアッププラン実施
- 平成21年(2009年)4月1日:普通科特進クラス設置
- 平成24年(2012年)4月1日:文部科学省より、スーパーサイエンスハイスクール(SSH)第1期に指定
- 平成29年(2017年)4月1日:文部科学省より、スーパーサイエンスハイスクール(SSH)第2期に指定
- 令和5年(2023年)4月1日:文部科学省より、スーパーサイエンスハイスクール(SSH)第3期に指定(5年間)
伝統を守りながらも、時代に合わせた教育改革を進め、常に進化し続けている高校です。
県立松山高校の立地と最寄り駅、周辺環境
所在地とアクセス
所在地 | 埼玉県東松山市松山町1-6-10 |
アクセス | 東武東上線「東松山駅」から 徒歩約15分 JR線「熊谷駅」から バス・徒歩で約45分(加美町バス停下車) JR線「鴻巣駅」から バス・徒歩で約50分(東松山駅バス停下車) JR線「大宮駅」から 埼京線・東武東上線・徒歩で約70分(東松山駅下車) |
周辺環境
東松山市は埼玉県中部に位置する人口約9万人の都市です。県立松山高校は市街地の中心部に位置しており、静かで落ち着いた環境です。
学校周辺は住宅街と商業地が混在しており、学習に集中できる環境が整っています。また、東松山駅周辺には書店や文房具店、学習塾なども多く、学習環境としても充実しています。
敷地の特徴
- 広い敷地に充実の施設が配置
- 校内には緑がいっぱい
- 校内一周約1.2kmのランニングコース(一般にも開放)
- 記念行事でつくられた庭園や植樹が多数
県立松山高校の校風と教育方針
教育目標
建学の精神:「文武不岐」
建学の精神「文武不岐」は松高教育の柱であり精神です。「文武不岐」の「文」は学問、「武」は部活動を意味します。松山高校は勉学・部活動に分け隔てなく励む生徒で活気と爽やかさに満ち溢れています。
この精神は、水戸弘道館の「文武岐れず」に由来し、文武にわたって頑張ることのできる松高生は、卒業後も活躍できる人財となって、多くのOBが社会に貢献しています。
教育目標
本校においては、教育基本法に示された教育目標達成のため、中学校における教育の基礎のもとに全人教育を目標とし、個人的各能力の向上発達をはかる共に、社会人としての能力の増進をはかり、平和的民主的な国家及び社会の有為な形成者の育成を期する。
校訓
- 責務を自覚し 自治自律の人たるべし
- 心身を鍛錬し 快活剛健の人たるべし
- 人格を尊重し 和衷協同の人たるべし
この校訓は、「確かな学力」「健やかな体」「豊かな心」に直結しており、文部科学省が定める「育成すべき資質・能力の三つの柱」にも合致しています。
特色ある教育活動
スーパーサイエンスハイスクール(SSH)第3期指定
令和5年(2023年)4月1日から5年間、文部科学省より「スーパーサイエンスハイスクール(SSH)」の第3期指定を受けています。
- 研究開発課題:「新たな主体性を創る!~SAITAMAから世界へ翔び立つ科学技術人材の育成~」
- 理数科のみならず普通科も含め、全校体制で探究活動を実施
- 英語による研究発表会の実施
- 海外科学研修の実施
- SSH研究発表会と総合探究発表会の合同開催
理数科の特徴
- 30年余りの指導の蓄積(平成元年に設置)
- 理科(物理・化学・生物・地学)から4科目の履修ができ、医学部等難関大学にも対応
- 数学は2年までに3年間の学習内容を終了(3年の当初から実践的な問題演習を実施)
- 3年間クラス替えがなく、落ち着いた環境を整備
- 少人数展開の授業で確かな学力を身につける
- 夏季休業中に勉強合宿を実施(プレゼンテーション演習などを含む)
普通科特進クラスの特徴
- 国公立大学受験に特化したカリキュラム
- 3年間クラス替えがなく、落ち着いた環境を整備
- 確かな学力を身につける少人数展開の授業
- 夏季休業中に勉強合宿を実施
- 普通科入学許可候補者から特進クラス希望者を募り、志願理由書などから総合的に選抜
松高塾(進学補講)
通称「松高塾」と呼ばれる補習授業が、通年(前期・後期)及び長期休業中(夏季・冬季)に行われています。
- 参加は希望制で、早朝・昼休み・放課後と様々な時間で実施
- 各教科や教科を横断した内容の補講
- 参加者が100名を超える講座もある
- 英検・受験対策や教養、総合的な探究に絡めた講座まで、生徒自身の興味関心を高める講座を展開
- 「自立のための調理講座」「コーラス講座」等、教養講座も充実
土曜授業の実施
- 普通科:土曜授業により、LHR・総合的な探究の時間を含めて1週間に33時間学習
- 理数科:土曜授業と7限授業により、LHR・総合的な探究の時間を含めて34時間学習
英語教育の充実
- 英語技能検定試験等の受験を推進
- 令和に入ってからは準1級取得者がほぼ毎年複数名(令和3年度は2名合格)
- 平成30年度の合格者数:準1級1名、2級54名、準2級133名
- スタディサプリENGLISHを活用し、Speaking対策も実施
- SSH生徒英語研究発表会の実施
- SDG’sの講演会を英語で拝聴
ICT教育の推進
- スマートフォンの持ち込みを制限せず、「責任と自制」を求める
- 電子黒板機能付きプロジェクターを全普通教室、選択講義室に導入(県内ではほぼない)
- Wi-Fi環境とタブレット端末を配備
- Google Classroomを活用した学習支援
- オンラインとリアルのハイブリッド教育
総合的な探究の時間
東松山市役所とコラボレーションし、市内の優れた生産品等を地域ブランドとして認定する制度である「ひがしまつやまプライド」のCM動画を作成するなど、地域と連携した探究活動を実施しています。
AI活用の実践研究
松山女子高校と共に「AI を活用した学びの実践研究事業」のモデル校に指定され、学びの個別最適化の実現を目指しています。
独自の校風
松高では、ホームルーム(クラス)、部活動などでともに高め合う友に出会えます。仲間がいるからこそつらい日々も乗り越え、成果につなげることができます。
校歌の一節「今ぞ 我等 若し いざ学べ 友よ共に」は、100年近く前から松高では「共に学ぶ友」を歌っています。これは「一人で頑張るのではなく、友の存在が己を高めること」つまり、「主体的・対話的で深い学び」を100年前から目指していることが、校歌からも伺えます。
伝統から学び、変わり続ける松高へ
伝統校である松山高校ですが、伝統を大切にしつつそれに甘んじることなく時代に合わせて変化もしていきます。文部科学省が定める「育成すべき資質・能力の三つの柱」に対応し、「松高生に身に着けてほしい力」を策定し、学校行事などを計画しています。
県立松山高校の進路・進学実績
県立松山高校の進学実績は、埼玉県内でもトップクラスです。令和7年3月卒業生(現役生318名|入学時定員)の進路状況は以下の通りです。
令和7年3月卒業生の進路状況
2025年3月に卒業した現役生(卒業生318名)は、延べ556名が大学に合格しました。内訳は国公立大学が22名(現役生の6.9%)、私立大学が534名となっています。
主な大学・短大・専門学校合格実績
令和6年度(2025年3月卒業生)の主な合格実績
- 国公立大学:22名(6.9%)
- 上理ICU:3名(上智大学2名、東京理科大学1名)
- GMARCH:35名(中央大学11名、学習院大学6名など)
- 成成明学獨國武:46名
- 日東駒専:90名(東洋大学45名、日本大学23名など)
- 大東亜帝国:117名(大東文化大学72名など)
過去5年間の主な実績
- 国公立大学への合格者は毎年22名~33名と安定
- GMARCHへの合格者は毎年35名~58名
- 日東駒専への合格者は毎年46名~128名
- 大東亜帝国への合格者は年々増加傾向

進路指導の特徴
1. 実力養成
- 授業重視:予習復習の徹底、小テストの実施、プロジェクターを使った授業、協調学習など毎日の積み重ねを重視
- 松高塾:早朝・放課後・長期休業中に行われる進学補講
- 英検対策:準会場校として年3回実施。年間延べ700人以上が受検
2. 豊富な進学データ
- 進路指導室には先輩のデータや赤本などが完備
- 一般入試に向けた指導はもちろん、推薦型選抜の面接指導・小論文指導も全校で一体となって実施
- 過去のデータをもとに個別指導
3. 親身なガイダンス
- 進路講演会、大学説明会、大学見学会、先輩の合格体験発表会など、様々な進路行事を実施
- 保護者対象の進路説明会も年2回開催
- 個別の小論文・面接指導(生徒に1名の担当教員が付き、納得いくまで指導)
新大学入試制度への対応
- 総合型選抜・学校推薦型選抜受験者に対応するため、個別の小論文・面接指導を実施
- 小論文は、生徒に1名の担当教員(志望学部により教科等も様々)が付き、納得いくまで指導
- 面接指導も同様で生徒に1名の担当教員が付き、個別指導、グループ指導を実施
- 生徒の進路指導に松高の全教員が関わる環境
自学自習環境の整備
- 放課後、休業中も利用できる自習室(予備校の学習室のように、仕切りブースがついて集中して学習に励める)
- 図書館の整備
- 校内外で模試を受けられる環境(解説・分析も実施)
県立松山高校のイベント・学校行事
主な年間行事
県立松山高校では、1年を通じてさまざまな行事が行われています。
年間行事カレンダー
- 4月:入学式、校歌応援歌練習
- 5月:新入生歓迎球技大会、前期中間考査
- 6月:生徒総会、三者面談
- 7月:前期期末考査
- 8月:夏季休業、SSH海外研修(隔年)
- 9月:松高祭(文化祭)
- 10月:体育祭、芸術鑑賞会、後期一次考査、比企一周駅伝(2年)
- 11月:修学旅行(2年)
- 12月:後期二次考査
- 1月:立志講演会
- 2月:学年末考査
- 3月:卒業式、スポーツ大会
特色ある行事
松高祭(文化祭)(9月)
松高の最大の行事で、生徒会を中心に生徒全員が自主的・自律的に運営します。
- 松高の力がパワー全開、真っ白なパンフレット、育てたイルカを発表
- クラス展示や部活動の発表など、生徒の創造性が発揮される
- 伝統と革新が融合した文化祭
体育祭(10月)
松高全体で分かれる4つの団で楽しい青春日を味わい、伝説の「2800mリレー」は松高生なら誰もが覚えています。
- 学年を超えた団対抗戦
- 松高生の団結力と競技力が発揮される
比企一周駅伝(10月、2年生)
全員で走る中学・先生・保護者・そして地域の方々とめぐる比企を舞台とした2年生の一大イベント。つっかけ走ったり松高2年生と歩むこの1日は記念すべき日です。
- 地域との繋がりを感じる行事
- 仲間との絆を深める
修学旅行(11月、2年生)
南方系統の旅行に出かけます。この時も大切にしているのは主体性。ぼのぼの過ごす時間もしっかり作られています。
- 沖縄や九州方面への修学旅行
- 自主的な班別行動を中心とした修学旅行
SSH海外研修(8月、隔年)
台湾姉妹校や海外の高校生と共同実験や研究交流を行います。自作研究と海外研究のコミュニケーション。の高次の成長です。
- 国際交流を通じた科学技術交流
- 英語による研究発表
県立松山高校の部活動や課外活動
県立松山高校は「文武不岐」の精神のもと、部活動も非常に盛んです。部活動加入率は90%を超え、運動部・文化部ともに多くの部が県大会や関東大会、全国大会に出場する実績を残しています。
運動部
主な運動部
硬式テニス部、スキー部、水泳部、卓球部、空手道部、柔道部、剣道部、ソフトテニス部、ラグビー部、バレーボール部、バスケットボール部、野球部、サッカー部、陸上競技部、山岳部、應援團
主な実績
ソフトテニス部
- 昭和27年度の優勝から令和6年度の優勝まで、インターハイ県予選(全国高校総合体育大会県予選)団体戦でインターハイ通算30回出場
野球部
- 第97回全国高等学校野球選手権埼玉大会:ベスト4
- 令和元年度春季高等学校野球埼玉県大会:ベスト16
- 第103回全国高等学校野球選手権埼玉大会:ベスト8
- 令和7年度春季埼玉県高等学校野球大会:ベスト8
剣道部
- インターハイ出場(団体戦:平成15年度、平成21年度)
- インターハイ出場(個人戦:昭和49年度、50年度、52年度、平成15年度、16年度、18年度、令和3年度)
- 全国選抜大会出場(平成13年度、15年度)
- 関東大会出場(団体戦:26回、個人戦:10名(平成12年度以降))
柔道部
- 令和4年度
- 関東高等学校柔道大会埼玉県予選会 団体ベスト16
- 埼玉県ジュニア大会柔道体重別選手権大会 -73kg級 第3位(関東ジュニア出場)
- 埼玉県高等学校新人大会 団体ベスト16
- 全国高等学校柔道選手権大会埼玉県予選会 団体ベスト8、-73kg級 第3位
- 令和3年度
- 関東高等学校柔道大会埼玉県予選会 団体第6位(関東大会出場)
- 埼玉県高等学校新人大会 団体ベスト8
- 全国高等学校総合体育大会埼玉県予選会 66kg級第3位、81kg級準優勝
空手道部
- 令和5年度:19年ぶりとなる団体組手の部での関東大会出場
バスケットボール部
- 令和7年度
- 関東大会埼玉県予選:県大会出場
- 高校総体埼玉県予選:県大会出場
- 令和6年度
- 関東大会埼玉県予選:県ベスト16
- 高校総体埼玉県予選:県ベスト16
- 県北選手権大会:第4位
- ウィンターカップ埼玉県予選:県ベスト16
- 新人大会埼玉県予選:県大会出場
バレーボール部
- 令和4年度:学校総合体育大会兼全国高等学校体育大会男女バレーボール競技大会埼玉県予選会 県ベスト32
- 令和3年度
- 第74回全日本バレーボール高等学校選手権大会北部地区予選会:地区第5位
- 第74回全日本バレーボール高等学校選手権大会埼玉県大会:県ベスト24
- 埼玉県民総合スポーツ大会兼埼玉県高等学校バレーボール新人大会北部地区予選会:地区第3位
- 令和2年度:埼玉県学校総合体育大会(高校の部夏季大会男女バレーボール競技)県ベスト32
サッカー部
- 令和5年度
- 全国高校サッカー選手権大会埼玉県予選:1次予選突破
- インターハイ予選:県大会出場 県ベスト28
- 令和4年度
- インターハイ予選:県大会出場
- 全国高校サッカー選手権大会埼玉県大会:2次予選進出 県ベスト30
- 令和3年度:SAITAMA WINTER CUP 優勝
水泳部
- 令和3年度埼玉県大会:200m Fly 6位、200m IM 6位、100m Ba 10位、400m Fly 7位、100m Fly 9位、100m Ba 8位
- 公立高校大会:50m Fly 1位、100m Fly 1位、200m Fly 1位、100m Ba 8位
スキー部
- 令和3年度:第57回関東高等学校スキー大会出場権獲得(大回転2名、回転2名)、県民総合スポーツ大会兼高等学校スキー競技新人県大会 大回転6位入賞
- 令和元年度:第55回関東高等学校スキー大会出場(大回転1名、回転2名)
- 平成30年度:第54回関東高等学校スキー大会出場(大回転1名、回転1名)
- 平成29年度:第53回関東高等学校スキー大会出場(大回転2名、回転3名)
- 平成26年度:第50回関東高等学校スキー大会出場(回転1名)
陸上競技部
- 令和7年度学総北部地区大会:出場した全種目で県大会を確保、学校対抗2位
文化部
主な文化部
吹奏楽部、新聞部、物理部、化学部、書道部、音楽部、地学部、美術部、軽音楽部、数学部、映像制作部、英語部、生物部
主な実績
新聞部
- 令和7年度
- 第49回全国高等学校総合文化祭(かがわ総文祭)新聞部門:最優秀賞
- 第29回全国高校新聞年間紙面審査賞:最優秀賞(全国トップ!・3連覇!)
- 令和6年度
- 第48回全国高等学校総合文化祭(清流の国ぎふ総文)新聞部門:最優秀賞
- 第28回全国高校新聞年間紙面審査賞:最優秀賞(全国トップ!・2連覇!)
- 第69回埼玉県学校新聞コンクール:最優秀賞 県知事賞(埼玉県1位・3連覇!)
映像制作部
- 第69回NHK杯全国高校放送コンテスト:創作テレビドラマ部門 優勝
- 令和3年度
- 第68回NHK杯全国高校放送コンテスト:創作テレビドラマ部門 出場
- 第57回埼玉県高校放送コンテスト:創作テレビドラマ部門 優秀賞(第2位)
- 第41回高校放送コンクール(埼玉県高等学校総合文化祭):ビデオメッセージ部門 優良賞(第3~4位)
- 高校生のためのeiga worldcup2021:地域部門 ジャパンケーブルキャスト賞、自由部門 佳作
物理部
- ロボカップジュニアジャパン名古屋大会(全国大会)ワールドレスキューライン部門:2位(令和5年度)
- 東洋大学山車ロボットコンテスト、ロボカップジュニアワールドレスキューライン、情報オリンピック、パソコン甲子園などに参加
生物部
- 令和6年度:埼玉県科学教育振興展覧会中央展 優良賞
化学部
- 令和4年度:日本科学学生賞出品(全国展)「ビスマスの構造色の操作」
- 令和3年度:埼玉県科学教育振興展覧会 二次審査選出(県中央展)
書道部
- 令和元年度:全国高校生大作書道展 大作優秀賞受賞
特色ある活動
- 部活動加入率が90%を超える
- 文武不岐の精神のもと、勉学と部活動の両立を実現
- 部活動での成功体験や達成感が受験への原動力・自信につながっている
- 男子のみのため、同じような分野・方向性を目指す仲間が多く、切磋琢磨できる
- ソフトテニス部はインターハイ通算30回出場という伝統
- 新聞部は全国トップレベルで3年連続最優秀賞を獲得
- 映像制作部は21回連続全国大会出場、NHK杯優勝
- 物理部はロボカップジュニアで全国2位
県立松山高校の施設と環境
主な施設
県立松山高校には、広い敷地に充実した施設が整っています。
教育施設
- HR教室棟:平成30年から令和元年にかけて改修が行われ、プロジェクターが設置
- 図書館:別棟で建っている図書館。最新の資料を豊富に取りそろえ、赤本や受験関係の本はもちろん、各スポーツ雑誌やマンガなども配置
- 自習室:放課後、休業中も利用できる自習室。予備校の学習室のように、仕切りブースがついていて集中して学習に励める
- 進路指導室:進路に関する資料が豊富に揃っている
- 家庭科室(調理室・被服室):図書館棟2階
- コンピュータ室:最新のパソコンが導入され、主に情報の授業で使用
- 視聴覚室:大型プロジェクターやオーディオ設備が整っている
特別教室
- 理科教室:物理室、化学室、生物室、地学室が完備され、実験機材も豊富
- 音楽室:音楽の授業や音楽部の活動場所
- 美術室:美術の授業や美術部の活動場所
- 書道室:書道の授業や書道部の活動場所
- 地歴公民科室:地歴や公民の授業のための教室
- LL教室:英語の「聞く」・「話す」を学ぶための教室
スポーツ施設
- 第1グラウンド:300mトラックをもつグラウンド。ゴム敷きの100mトラックが8コース確保
- 第2グラウンド:主にサッカー部とラグビー部が練習場として利用
- 体育館:1階は卓球場、柔道場、剣道場、2階はフロアを持つ2階建ての体育館
- プール:1階は駐輪場と吹奏楽部などの部室になった2階建てのプール
- テニスコート:ソフトテニスの5面クレーコート
- 投擲場:陸上競技の投擲種目の練習場
- トレーニングルーム(体育館・V15-HOUSE):ウェイトトレーニング機材が置かれ、主に運動部の生徒が利用
- ランニングコース:校内を1周する約1.2kmのランニングコース(一般にも開放)
その他の施設
- 記念館:松高のシンボルである旧校舎で、大正時代の建物。平成16年7月より教育資料館として公開
- 食堂:昼休みに松高生のお腹を満たす。カレーライス、麺類や丼ものなど
- 合宿所:大小合わせて3つの部屋があり、主に部活動の合宿やトレーニング場として使用
- 空手道場:食堂の隣は空手道部の道場
- 中庭:校内には緑がいっぱい。記念行事でつくられた庭園や植樹が多数
- ビオトープ:自然の生態系を再現。理科教育の一環として生物部が管理
特色ある施設・環境
記念館(松高のシンボル)
松高のシンボルである旧校舎で、大正時代の建物です。平成16年7月より教育資料館として公開されています。また、松高同窓会の本部がおかれています。
図書館
別棟で建っているまさしく図書館です。最新の資料を豊富に取りそろえてあります。また、赤本や受験関係の本はもちろん、各スポーツ雑誌やマンガなども置かれています。
自習室
放課後、休業中も利用できる自習室です。予備校の学習室のように、仕切りブースがついていて集中して学習に励むことができます。松高生の自学の習慣を支える重要な施設です。
天体ドーム(屋上)
屈折望遠鏡を格納してあるドームです。ドームを持つ県立高校は県内に数校しかありません。遙か彼方の宇宙を観望します。
ICT環境の充実
- 平成30年から令和元年にかけて改修が行われ、全HR教室にプロジェクターが設置
- 電子黒板機能付きプロジェクターを全普通教室、選択講義室に導入(県内ではほぼない)
- Wi-Fi環境とタブレット端末を配備(令和元年11月)
- 玄関と2階の生徒昇降口に50インチのモニターがあり、連絡事項を確認可能
ランニングコース
校内を1周する約1.2kmのランニングコースです。一般にも開放されています。利用規程を守って使ってください。
お手洗い
校舎改修に合わせて乾式床・ウォシュレット便座・オートライトにリニューアルされました。
文武不岐の精神と松高塾で、男子校ならではの環境で夢を実現
県立松山高校は、大正11年創立、100年以上の伝統を誇る男子校の進学校です。建学の精神「文武不岐」のもと、勉学と部活動の両立を実現し、「松高塾」と呼ばれる充実した進学補講で、生徒の学力を最大限に伸ばしています。2025年3月卒業生は、国公立大学22名、私立大学534名の合格実績を残しました。
教育の特色は、文部科学省から「スーパーサイエンスハイスクール(SSH)」の第3期指定を受け、先進的な理数教育を展開していることです。理数科は30年余りの指導の蓄積があり、普通科特進クラスも国公立大学受験に特化したカリキュラムを提供しています。「松高塾」では参加者が100名を超える講座もあり、英検対策(年間延べ700人以上が受検)から教養講座まで、多彩な講座を展開しています。
男子校の強みとして、同じ分野を目指す仲間と切磋琢磨できる環境があります。校歌の一節「いざ学べ 友よ共に」が示すように、100年前から「共に学ぶ友」を大切にしてきました。部活動加入率は90%を超え、部活動での成功体験が受験への原動力となっています。「焦らず、諦めず、侮らず」の3つの「あ」を合言葉に、組織的な進路指導で一人ひとりの夢を実現しています。
中学生の皆さん、伝統ある男子校・松山高校で充実した3年間を過ごし、「文武不岐」の精神のもと、仲間と切磋琢磨しながら自分の夢を実現してみませんか。保護者の皆様も、ぜひ松山高校の伝統と「松高塾」、SSHの強みをご確認いただき、お子様の高校選びの参考にしていただければ幸いです。
