県立川越女子高校は、埼玉県内屈指の進学校として、毎年多くの生徒が難関大学への現役合格を果たしています。2025年3月卒業生は349名で、延べ合格者数は1,244名、現役進学率は88%という優秀な実績を維持しています。
県立川越女子高校の国公立大学の現役合格状況|2025年3月卒
最難関大学|東京一科医への合格状況
大学名 | 合格者数 | 前年比 |
---|---|---|
東京一科医 合計 | 7名 | ±0 |
東京大学 | 0名 | -2名 |
京都大学 | 2名 | +2名 |
東京科学大学 (旧東工大+旧東京医科歯科) | 4名 (内1人は医学部) | +3名 |
国公立医学部 | 1名 (東京科学) | ±0 (福島県立医科) |
一橋大学 | 1名 | -2名 |
最難関レベルでは前年と同水準の7名が合格を果たしました。注目すべきは京都大学への2名合格で、前年の0名から大幅に改善しています。また、統合により誕生した東京科学大学への4名合格(内1人は医学部)は、理系教育の充実を物語っています。
難関大学|旧帝大(東大・京大除く)への合格状況
大学名 | 合格者数 | 前年比 |
---|---|---|
旧帝大 合計 | 3名 | +3名 |
北海道大学 | 2名 | +2名 |
東北大学 | 1名 | +1名 |
名古屋大学 | 0名 | ±0 |
大阪大学 | 0名 | ±0 |
九州大学 | 0名 | ±0 |
旧帝大クラスでは前年の0名から3名へと大幅に改善しました。北海道大学2名、東北大学1名の合格は、全国レベルでの競争力向上を示しています。
準難関大学|TOCKY(筑波・お茶の水女子・千葉・神戸・横国)への合格状況
大学名 | 合格者数 | 前年比 |
---|---|---|
TOCKY 合計 | 15名 | -3名 |
筑波大学 | 3名 | -3名 |
お茶の水女子大学 | 11名 | +5名 |
千葉大学 | 0名 | -5名 |
神戸大学 | 0名 | ±0 |
横浜国立大学 | 1名 | ±0 |
TOCKYレベルでは、お茶の水女子大学への11名合格が特筆されます。女子校としての伝統と実績が表れており、前年の6名から大幅に増加しています。
関東圏主要国公立大学への合格状況
大学名 | 合格者数 | 前年比 |
---|---|---|
関東圏国公立 合計 | 67名 | +3名 |
東京学芸大学 | 13名 | -3名 |
埼玉大学 | 10名 | -3名 |
東京外国語大学 | 9名 | +1名 |
群馬大学 | 8名 | +6名 |
東京都立大学 | 7名 | +1名 |
埼玉県立大学 | 6名 | +3名 |
宇都宮大学 | 2名 | -4名 |
茨城大学 | 1名 | ±0 |
その他 | 4名 | +2名 |
関東圏の国公立大学では67名が合格し、前年比+3名の増加となりました。地元埼玉大学への10名合格をはじめ、地域密着型の進学実績を示しています。
県立川越女子高校の私立大学の現役合格状況|2025年3月卒
私立最難関大学|早慶医への現役合格状況
大学名 | 合格者数 | 前年比 |
---|---|---|
早慶医 合計 | 40名 | +4名 |
早稲田大学 | 35名 | +2名 |
慶應義塾大学 | 5名 | +2名 |
早慶レベルでは40名が合格し、前年から4名の増加となりました。早稲田大学35名の合格者数は非常に優秀で、私立最難関への確実な進学力を証明しています。
上智・理科大への現役合格状況
大学名 | 合格者数 | 前年比 |
---|---|---|
上智・理科 合計 | 56名 | +5名 |
上智大学 | 30名 | -14名 |
東京理科大学 | 26名 | +19名 |
上智・東京理科大学レベルでは56名が合格しました。東京理科大学への合格者数が大幅に増加(+19名)した一方、上智大学は減少傾向にありますが、全体としては増加傾向を維持しています。
私立難関大学|GMARCHへの現役合格状況
大学名 | 合格者数 | 前年比 |
---|---|---|
GMARCH 合計 | 309名 | +27名 |
学習院大学 | 23名 | -14名 |
明治大学 | 59名 | +3名 |
青山学院大学 | 26名 | +2名 |
立教大学 | 100名 | +26名 |
中央大学 | 27名 | -7名 |
法政大学 | 74名 | +17名 |
GMARCHレベルでは309名の大量合格を達成し、前年比+27名の大幅増となりました。特に立教大学への100名合格は圧巻で、前年の74名から26名も増加しています。私立大学の延べ合格者数比でみると、約27.1%がGMARCHレベルに合格する計算となります。
成成明学獨國武への現役合格状況
大学名 | 合格者数 | 前年比 |
---|---|---|
成成明学獨國武 合計 | 86名 | -2名 |
成蹊大学 | 17名 | +1名 |
成城大学 | 18名 | +7名 |
明治学院大学 | 0名 | ±0 |
獨協大学 | 0名 | -10名 |
國學院大學 | 18名 | +9名 |
武蔵大学 | 33名 | +1名 |
成成明学獨國武レベルでは86名が合格し、ほぼ前年並みの実績を維持しています。武蔵大学への33名合格が最も多く、安定した中堅上位校への進学実績を示しています。
日東駒専への現役合格状況
大学名 | 合格者数 | 前年比 |
---|---|---|
日東駒専 合計 | 169名 | +15名 |
日本大学 | 33名 | +4名 |
東洋大学 | 107名 | +18名 |
駒澤大学 | 16名 | -1名 |
専修大学 | 13名 | -6名 |
日東駒専レベルでは169名が合格し、前年比+15名の増加となりました。東洋大学への107名という大量合格が全体を押し上げており、中堅私大での確実な合格実績を築いています。
女子大学への現役合格状況
大学名 | 合格者数 | 前年比 |
---|---|---|
女子大 合計 | 161名 | -44名 |
日本女子大学 | 52名 | -1名 |
東京女子大学 | 37名 | -40名 |
津田塾大学 | 28名 | -11名 |
昭和女子大学 | 17名 | -3名 |
実践女子大学 | 27名 | +22名 |
女子大学への進学では161名が合格しましたが、前年から44名減少しています。これは共学志向の高まりを反映していると考えられますが、それでも日本女子大学52名をはじめとする名門女子大学への豊富な進学実績を維持しています。
四工大+農学系への現役合格状況
大学名 | 合格者数 | 前年比 |
---|---|---|
四工大+農 合計 | 53名 | -2名 |
芝浦工業大学 | 14名 | +2名 |
工学院大学 | 8名 | +8名 |
東京電機大学 | 10名 | -5名 |
東京都市大学 | 5名 | +2名 |
東京農業大学 | 16名 | -9名 |
理系専門大学では53名が合格し、前年とほぼ同水準を維持しています。特に工学院大学への合格者が大幅に増加(+8名)し、理系教育の成果が表れています。
県立川越女子高校現役生の合格状況の推移|2023年~2025年
項目 | 2025年3月 | 2024年3月 | 2023年3月 | 3年間の傾向 |
---|---|---|---|---|
卒業生数 | 349名 | 350名 | 348名 | 安定 |
延べ合格数 | 1,244名 | 1,262名 | 1,405名 | 適正化 |
国公立合格数 | 103名 | 99名 | 117名 | 回復傾向 |
国公立合格率 (卒業生比) | 8.3% | 7.8% | 8.3% | 安定 |
私立合格数 | 1,141名 | 1,163名 | 1,288名 | やや減少 |
一人あたり私立合格数 | 3.27校 | 3.32校 | 3.70校 | 戦略的受験 |
全体的に見ると、卒業生数は350名前後で安定しており、国公立大学合格率は8%前後を維持、延べ合格数の減少は生徒の志望校選択がより戦略的になったことを示しています。
県立川越女子高校の国公立大学の現役合格状況推移|2023年~2025年
最難関大学|東京一科+医学部医学科への現役合格状況の推移
大学名 | 2025年3月 | 2024年3月 | 2023年3月 |
---|---|---|---|
合計 | 7名 | 7名 | 10名 |
東京大学 | 0名 | 2名 | 1名 |
京都大学 | 2名 | 0名 | 0名 |
東京科学大学(旧東工大+旧医科歯科) | 4名 | 1名 | 2名 |
一橋大学 | 1名 | 3名 | 6名 |
国公立医学部 | 1名 (東京科学) | 1名 (福島県立医科) | 1名 (群馬) |
最難関レベルでは7~10名で推移しており、2025年度は京都大学への2名合格が特筆されます。大学統合により東京科学大学への合格者が増加する一方、一橋大学への合格者は減少傾向にあります。
難関大学|旧帝大(東大・京大除く)の現役合格状況の推移
大学名 | 2025年3月 | 2024年3月 | 2023年3月 |
---|---|---|---|
合計 | 3名 | 0名 | 4名 |
北海道大学 | 2名 | 0名 | 0名 |
東北大学 | 1名 | 0名 | 1名 |
名古屋大学 | 0名 | 0名 | 0名 |
大阪大学 | 0名 | 0名 | 2名 |
九州大学 | 0名 | 0名 | 1名 |
旧帝大クラスでは年度による変動が大きく、2024年度は0名でしたが、2025年度は3名まで回復しました。特に北海道大学への2名合格は新たな進路開拓といえます。
準難関大学|TOCKY(筑波・お茶の水女子・千葉・神戸・横国)への合格状況の推移
大学名 | 2025年3月 | 2024年3月 | 2023年3月 |
---|---|---|---|
合計 | 15名 | 18名 | 17名 |
筑波大学 | 3名 | 6名 | 3名 |
お茶の水女子大学 | 11名 | 6名 | 9名 |
千葉大学 | 0名 | 5名 | 2名 |
神戸大学 | 0名 | 0名 | 0名 |
横浜国立大学 | 1名 | 1名 | 3名 |
TOCKYレベルでは15~18名で安定しており、特にお茶の水女子大学への合格者が2025年度に大幅増加(6名→11名)したことが注目されます。女子校としての強みが発揮されています。
関東圏国公立大学の現役合格状況の推移
大学名 | 2025年3月 | 2024年3月 | 2023年3月 |
---|---|---|---|
合計 | 67名 | 64名 | 71名 |
東京学芸大学 | 13名 | 16名 | 14名 |
埼玉大学 | 10名 | 13名 | 21名 |
東京外国語大学 | 9名 | 8名 | 7名 |
群馬大学 | 8名 | 2名 | 0名 |
東京都立大学 | 7名 | 6名 | 9名 |
埼玉県立大学 | 6名 | 3名 | 4名 |
その他 | 14名 | 16名 | 16名 |
関東圏の国公立大学では60~70名程度で安定推移しています。地元埼玉大学への合格者は減少傾向にありますが、群馬大学への合格者が大幅に増加し、進路の多様化が見られます。
県立川越女子高校の私立大学の現役合格状況の推移|2023年~2025年
最難関:早慶上理医の現役合格状況の推移
大学名 | 2025年3月 | 2024年3月 | 2023年3月 |
---|---|---|---|
早慶上理医合計 | 96名 | 87名 | 119名 |
早稲田大学 | 35名 | 33名 | 59名 |
慶應義塾大学 | 5名 | 3名 | 10名 |
上智大学 | 30名 | 44名 | 31名 |
東京理科大学 | 26名 | 7名 | 19名 |
私立最難関レベルでは2024年度に87名まで減少しましたが、2025年度は96名まで回復しました。特に東京理科大学への合格者が7名から26名へと大幅に増加し、理系教育の成果が表れています。
私立難関大学|GMARCHの現役合格状況の推移
大学名 | 2025年3月 | 2024年3月 | 2023年3月 |
---|---|---|---|
GMARCH合計 | 309名 | 282名 | 390名 |
学習院大学 | 23名 | 37名 | 28名 |
明治大学 | 59名 | 56名 | 85名 |
青山学院大学 | 26名 | 24名 | 31名 |
立教大学 | 100名 | 74名 | 115名 |
中央大学 | 27名 | 34名 | 39名 |
法政大学 | 74名 | 57名 | 92名 |
GMARCHレベルでは2024年度の282名から2025年度309名へと大幅に回復しました。特に立教大学への100名合格は圧巻で、川越女子の進路指導力の高さを物語っています。
その他私立大学の現役合格状況の推移
大学群 | 2025年3月 | 2024年3月 | 2023年3月 |
---|---|---|---|
成成明学獨國武 | 86名 | 88名 | 109名 |
日東駒専 | 169名 | 154名 | 148名 |
女子大 | 161名 | 205名 | 204名 |
四工大+農 | 53名 | 55名 | 75名 |
その他大学 | 267名 | 285名 | 243名 |
中堅私大では日東駒専レベルでの合格者増加が目立つ一方、女子大学への合格者は共学志向の高まりを受けて減少傾向にあります。
県立川越女子高校の3年間の教育・進路指導プログラム
1年生|基礎学力定着と進路意識形成
学習面での取り組み
- 難関国立大学受験対応カリキュラムの開始
- 数学での少人数展開授業
- 自学自習の習慣づけ指導
進路指導プログラム
- 文化レポート:博物館・美術館等の文化施設見学とレポート作成
- 学部学科研究:大学で学ぶ内容の基礎理解
- 保護者のための進路勉強会(5月・2月)
2年生|志望校選択と学力向上
学習面での取り組み
- 選択科目設定による専門性の向上
- 授業内容の定着を目的とした課外・補習
- 校内実力テスト・全員模試の実施
進路指導プログラム
- 難関大・医学部ガイダンス(7月):東大・東京科学大・一橋大等の対策
- 進学ガイダンス(12月):大学受験全般と勉強法のアドバイス
- 学部学科研究の深化
- 進学懇談会:受験を終えた卒業生による分科会
- 保護者のための進路勉強会(5月・10月)
3年生|受験対策と進路実現
学習面での取り組み
- 大学入試対応の進学課外・補習
- 小論文指導・面接指導の実施
- 個別相談・質問対応の充実
進路指導プログラム
- 難関大学受験ガイダンス(5月):志望校別の出題傾向分析
- 三者面談(6月・11月):進路決定に向けた詳細な相談
- 保護者のための進路勉強会(5月)
- 卒業生による母校訪問:東大・電気通信大卒業生による説明会
充実したサポート体制
自習環境の整備
- 進路資料室:過去問・青本・受験報告書完備
- 図書室・渡り廊下:静寂な学習環境
- 開放時間:平日7:30~19:00、休日9:00~17:00(学校閉庁日除く)
教職員研修の実施
- 5月:前年度進路実績の報告・検討
- 10月:外部講師講演会または先進校視察報告
卒業生との連携
- 進路懇談会(1年生対象):大学3・4年生による分科会
- 進学懇談会(2年生対象):受験終了直後の卒業生による指導
- 約60名の卒業生が後輩指導に協力
この3年間を通じた体系的な指導により、現役進学率88%という高い実績を実現しています。
現役進学率88%!国公立・GMARCHで確実な結果を出す実力校
県立川越女子高校は、2025年度においても優秀な進学実績を残しました。特にGMARCHレベルでの309名(前年比+27名)という大幅な合格者増加は、学校の進路指導の質の高さを物語っています。
国公立大学103名、早慶上理医96名という実績は県内トップクラスであり、現役進学率88%という高い数値と併せて、「確実に第一志望校に現役合格できる学校」としての評価を裏付けています。
女子校としての伝統を活かしたお茶の水女子大学11名合格や、理系分野での東京科学大学3名合格など、多様な進路に対応できる懐の深さも大きな魅力です。中学生の皆さんにとって、安心して学力向上に専念でき、希望する大学への現役合格を目指せる理想的な環境がここにあります。
