本記事では、埼玉県内の高校男子ソフトテニス部について、直近5間の「団体戦」の公式結果を整理し、客観的な配点ルールでランキング化しました。部の“雰囲気”や“プレースタイル”の印象ではなく、実際の大会成績にもとづいてランキングにしていますので、進路検討や部活選びの参考にしていただけますと幸いです。
埼玉県の高校男子ソフトテニス部強豪校ランキングの算出方法
本ランキングは、学校対抗の団体戦のみを対象にしています。個人の力量が色濃く出るシングルス・ダブルスの個人戦は集計に含めていません。反映した大会は次のとおりです。
- 対象大会:関東大会県予選/インターハイ(高校総体)県予選/新人大会/インドア大会(関東選抜予選)
- 配点:優勝100pt/準優勝80pt/ベスト4 40pt/ベスト8 20pt/ベスト16 10pt/ベスト32 5pt
- 対象年度:2021〜2025年度
※2025年度は新人大会・インドア大会が未実施のため、関東大会県予選・高校総体県予選のみを反映 - 反映範囲:
・関東大会県予選 … ベスト32まで
・高校総体県予選 … ベスト32まで(※関東大会予選ベスト32が出場)
・新人大会 … ベスト32まで
・インドア大会(関東選抜予選) … ベスト16まで(※新人大会ベスト16が出場)
上記の範囲・配点で年度ごとの団体戦成績をスコア化し、合計ポイント順にランキングしています。
【2025年度版】埼玉県の高校男子ソフトテニス強豪校TOP20を一挙公開!
2025年度は関東大会県予選・高校総体県予選の結果が出そろい、各校の近年の勢力図が見えてきました。ここからは、過去5年の大会データをもとにした最新TOP20ランキングです。上位10校については、各校の大会成績に加えて、練習体制や部の雰囲気などの特徴も紹介します。
| 順位 | ポイント | 高校名 | 所在地 | R7年高校総体予選 | R7年関東大会予選 | R6年インドア大会 | R6年新人大会 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 🏆1位 | 1420pt | 昌平高校 | 北葛飾郡 | 🥉ベスト4 | 🥉ベスト4 | 🏆優勝 | ベスト8 |
| 🥈2位 | 1055pt | 県立松山高校 | 東松山市 | ベスト8 | ベスト8 | ベスト16 | 🥈準優勝 |
| 🥉3位 | 865pt | 川越東高校 | 川越市 | 🏆優勝 | 🥈準優勝 | 🥉ベスト4 | 🥉ベスト4 |
| 4位 | 710pt | 山村国際高校 | 坂戸市 | 🥈準優勝 | 🏆優勝 | 🥈準優勝 | 🏆優勝 |
| 5位 | 445pt | 県立上尾高校 | 上尾市 | ベスト8 | ベスト8 | ベスト8 | ベスト8 |
| 6位 | 335pt | 本庄東高校 | 本庄市 | ベスト16 | ベスト16 | ベスト16 | ベスト16 |
| 7位 | 290pt | 武蔵越生高校 | 入間郡 | 🥉ベスト4 | ベスト8 | ベスト16 | ベスト16 |
| 8位 | 255pt | 県立熊谷高校 | 熊谷市 | ベスト8 | 🥉ベスト4 | 🥉ベスト4 | 🥉ベスト4 |
| 9位 | 220pt | さいたま市立浦和南高校 | さいたま市 | ベスト16 | ベスト16 | ベスト8 | ベスト8 |
| 10位 | 185pt | 県立白岡高校 | 白岡市 | ベスト16 | ベスト32 | - | ベスト32 |
| 11位 | 180pt | 城西大学付属川越高校 | 川越市 | ベスト32 | ベスト32 | - | ベスト32 |
| 12位 | 175pt | 県立鷲宮高校 | 久喜市 | ベスト8 | ベスト8 | ベスト8 | ベスト8 |
| 13位 | 170pt | 本庄第一高校 | 本庄市 | ベスト32 | ベスト32 | ベスト8 | ベスト16 |
| 14位 | 150pt | 川口市立高校 | 川口市 | - | - | - | - |
| 15位(同) | 145pt | 県立春日部高校 | 春日部市 | - | - | ベスト16 | ベスト16 |
| 15位(同) | 145pt | 県立川越高校 | 川越市 | ベスト32 | ベスト16 | - | ベスト32 |
| 17位 | 140pt | 県立坂戸西高校 | 坂戸市 | ベスト16 | ベスト16 | ベスト16 | ベスト16 |
| 18位 | 130pt | 県立浦和高校 | さいたま市 | ベスト32 | ベスト32 | - | ベスト32 |
| 19位 | 105pt | 県立春日部東高校 | 春日部市 | ベスト16 | ベスト16 | ベスト16 | ベスト16 |
| 20位 | 95pt | 県立所沢高校 | 所沢市 | ベスト32 | ベスト32 | - | ベスト32 |
埼玉県の高校男子強豪ソフトテニス部TOP10を成績付きで紹介
上位10校については、2021〜2025年度の大会別成績を踏まえ、ソフトテニス部の概要や特徴、直近の活躍ポイントをコンパクトに紹介します。
【1位】昌平高校(北葛飾郡)|1420pt 大会別成績(2021〜2025)
| 種別 | 2025年 | 2024年 | 2023年 | 2022年 | 2021年 |
|---|---|---|---|---|---|
| 関東大会予選 | 🥉ベスト4 (関東出場) | 🏆優勝 (関東出場) | 🏆優勝 (関東出場) | 🥈準優勝 (関東出場) | 🏆優勝 (関東出場) |
| 高校総体予選 | 🥉ベスト4 | 🥈準優勝 | 🏆優勝 (全国出場) | 🏆優勝 (全国出場) | 🏆優勝 (全国出場) |
| 新人大会 | ベスト8 | 🥉ベスト4 | 🥈準優勝 | 🏆優勝 | |
| インドア予選 (関東選抜予選) | 🏆優勝 (関東出場) | 🏆優勝 (関東出場) | 🥉ベスト4 | 🏆優勝 (関東出場) |
男子ソフトテニス部は「団体戦日本一」「一流の人間になる」を掲げ、全国上位を目標に日々練習しています。練習は「試合のように、試合は練習のように」を意識し、実戦形式を多く取り入れています。平日は週1日の学習日を設け、土日は原則半日練習とするなど、学業との両立も重視。県内外の強豪校との練習試合や、大学との合同練習も積極的に行っています。人間的成長を重んじるチーム方針が特徴です。
【2位】県立松山高校(東松山市)|1055pt 大会別成績(2021〜2025)
| 種別 | 2025年 | 2024年 | 2023年 | 2022年 | 2021年 |
|---|---|---|---|---|---|
| 関東大会予選 | ベスト8 | 🥈準優勝 (関東出場) | 🥈準優勝 (関東出場) | ベスト8 | 🥉ベスト4 (関東出場) |
| 高校総体予選 | ベスト8 | 🏆優勝 (全国出場) | ベスト32 | ベスト8 | 🥈準優勝 |
| 新人大会 | 🥈準優勝 | 🏆優勝 | 🏆優勝 | 🥈準優勝 | |
| インドア予選 (関東選抜予選) | ベスト16 | 🥈準優勝 (関東出場) | 🏆優勝 (関東出場) | 🥉ベスト4 |
昭和27年度の初優勝以来、団体で全国大会に30回出場している県内屈指の伝統校です。関東大会やインターハイの常連として、県内の公立勢を牽引しています。チームとしては「練習量より質」を重視し、精度の高いプレーと組織力で勝負する姿勢が特徴です。県立校ながら全国レベルの競技環境を維持し、OBの支援や地域からの期待も厚い学校です。

【3位】川越東高校(川越市)|865pt 大会別成績(2021〜2025)
| 種別 | 2025年 | 2024年 | 2023年 | 2022年 | 2021年 |
|---|---|---|---|---|---|
| 関東大会予選 | 🥈準優勝 (関東出場) | 🥉ベスト4 (関東出場) | ベスト8 | 🏆優勝 (関東出場) | ベスト8 |
| 高校総体予選 | 🏆優勝 (全国出場) | 🥉ベスト4 | 🥈準優勝 | ベスト8 | 🥉ベスト4 |
| 新人大会 | 🥉ベスト4 | 🥈準優勝 | ベスト32 | 🥉ベスト4 | |
| インドア予選 (関東選抜予選) | 🥉ベスト4 | 🥉ベスト4 | ー | 🥈準優勝 (関東出場) |
「感謝と友愛」をモットーに活動する私立の強豪校です。限られた練習時間のなかで効率的に集中し、短時間でも質の高い練習を行っています。練習は厳しいながらも、部員全員が自立的に取り組む雰囲気を持ち、技術力の向上とともに忍耐力・責任感を育てることを重視しています。県大会や関東大会での上位進出に加え、個人・団体の両面で全国を目指す姿勢が一貫しています。
【4位】山村国際高校(坂戸市)|710pt 大会別成績(2021〜2025)
| 種別 | 2025年 | 2024年 | 2023年 | 2022年 | 2021年 |
|---|---|---|---|---|---|
| 関東大会予選 | 🏆優勝 (関東出場) | ベスト8 | 🥉ベスト4 (関東出場) | ベスト16 | ベスト8 |
| 高校総体予選 | 🥈準優勝 | ベスト8 | 🥉ベスト4 | ベスト16 | ー |
| 新人大会 | 🏆優勝 | ベスト8 | 🥉ベスト4 | ベスト16 | |
| インドア予選 (関東選抜予選) | 🥈準優勝 (関東出場) | 🥉ベスト4 | 🥈準優勝 (関東出場) | ベスト8 |
部員数が多く、活気あるチームとして知られています。インターハイ出場を目標に、ほぼ毎日練習を実施。ソフトテニスを通じた人間形成を重視しており、「自らを鍛え、仲間との連帯を深め、生きる力を養う」ことを理念としています。学校全体のスポーツ環境も整っており、全国レベルの大会経験を持つ選手も多いのが特徴です。
【5位】県立上尾高校(上尾市)|445pt 大会別成績(2021〜2025)
| 種別 | 2025年 | 2024年 | 2023年 | 2022年 | 2021年 |
|---|---|---|---|---|---|
| 関東大会予選 | ベスト8 | 🥉ベスト4 (関東出場) | ベスト32 | ー | 🥈準優勝 (関東出場) |
| 高校総体予選 | ベスト8 | ベスト8 | ベスト8 | ー | ベスト8 |
| 新人大会 | ベスト8 | 🥉ベスト4 | ベスト8 | 🥉ベスト4 | |
| インドア予選 (関東選抜予選) | ベスト8 | ベスト8 | ベスト8 | 🥉ベスト4 (関東出場) |
県立上尾高校のソフトテニス部は、恵まれた施設と伝統を背景に、インターハイ優勝を目標に掲げて活動しています。顧問やOB、保護者の支援を受けながら、感謝の心と挑戦の姿勢を大切にしています。部活動を通じて「人間力の育成」も意識しており、チームワークや礼儀を重んじた指導方針が特徴です。初心者から経験者まで一丸となって取り組む姿勢が県内でも評価されています。
【6位】本庄東高校(本庄市)|335pt 大会別成績(2021〜2025)
| 種別 | 2025年 | 2024年 | 2023年 | 2022年 | 2021年 |
|---|---|---|---|---|---|
| 関東大会予選 | ベスト16 | ベスト32 | ベスト8 | 🥉ベスト4 | ベスト8 |
| 高校総体予選 | ベスト16 | ベスト32 | ベスト8 | ベスト8 | 🥉ベスト4 |
| 新人大会 | ベスト16 | ベスト32 | 🥉ベスト4 | ベスト8 | |
| インドア予選 (関東選抜予選) | ベスト16 | ー | 🥉ベスト4 | ベスト8 |
男女合同で活動しており、明るく一体感のある部です。県大会や関東大会出場を目指し、基礎体力や基本技術の徹底を重視した練習に取り組んでいます。OBからのアドバイスを受けながら、伝統を受け継ぐ姿勢を大切にしています。日常の活動を通して感謝の気持ちを忘れず、支えてくれる周囲への礼儀や感謝を重視する文化が根づいています。
【7位】武蔵越生高校(入間郡)|290pt 大会別成績(2021〜2025)
| 種別 | 2025年 | 2024年 | 2023年 | 2022年 | 2021年 |
|---|---|---|---|---|---|
| 関東大会予選 | ベスト8 | ベスト16 | ベスト16 | 🥉ベスト4 (関東出場) | ベスト16 |
| 高校総体予選 | 🥉ベスト4 | ベスト16 | 🥉ベスト4 | 🥉ベスト4 | ベスト16 |
| 新人大会 | ベスト16 | ベスト16 | ベスト16 | ー | |
| インドア予選 (関東選抜予選) | ベスト16 | ベスト16 | ベスト16 | ー |
全国屈指の名門として知られ、インターハイ出場33回、関東大会出場35回など輝かしい実績を誇ります。全国私学選抜大会にも毎年のように出場し、経験豊富なチームです。部員数が多く、充実した練習環境と長い伝統を持ち、競技面だけでなく進学面でも成果を上げています。学業と部活動の両立を重視する姿勢も特筆されます。
【8位】県立熊谷高校(熊谷市)|255pt 大会別成績(2021〜2025)
| 種別 | 2025年 | 2024年 | 2023年 | 2022年 | 2021年 |
|---|---|---|---|---|---|
| 関東大会予選 | 🥉ベスト4 | ベスト16 | ベスト8 | ー | ベスト16 |
| 高校総体予選 | ベスト8 | ベスト16 | ベスト16 | ー | ベスト16 |
| 新人大会 | 🥉ベスト4 | ベスト32 | ベスト16 | ベスト16 | |
| インドア予選 (関東選抜予選) | 🥉ベスト4 | ー | ベスト16 | ベスト16 |
県北地域を代表する公立の強豪です。関東大会やインターハイ出場を目標に、日々の練習を大切にしています。活動場所は学校コートのほか、熊谷さくら運動公園やくまがやドームなどを活用。週5〜6日の練習を通して基礎技術とチーム力を磨いています。OB・保護者の支援を受けながら、競技だけでなく人間的成長も目指す方針です。

【9位】さいたま市立浦和南高校(さいたま市)|220pt 大会別成績(2021〜2025)
| 種別 | 2025年 | 2024年 | 2023年 | 2022年 | 2021年 |
|---|---|---|---|---|---|
| 関東大会予選 | ベスト16 | ベスト8 | ベスト32 | ー | ベスト8 |
| 高校総体予選 | ベスト16 | ベスト8 | ベスト16 | ー | ベスト32 |
| 新人大会 | ベスト8 | ベスト8 | ベスト16 | ベスト16 | |
| インドア予選 (関東選抜予選) | ベスト8 | ベスト16 | ベスト16 | ベスト8 |
「共にインターハイへ」を合言葉に、全員が県大会・関東大会・全国大会出場を目標に活動しています。人工芝コート3面(夜間照明付き)を利用できる恵まれた練習環境があり、休日には県外の強豪校とも練習試合を行います。技術練習に加えて体幹トレーニングにも力を入れ、基礎筋力や精神面を鍛える指導方針です。初心者も歓迎しており、チーム全体で挑戦する雰囲気があります。
【10位】県立白岡高校(白岡市)|185pt 大会別成績(2021〜2025)
| 種別 | 2025年 | 2024年 | 2023年 | 2022年 | 2021年 |
|---|---|---|---|---|---|
| 関東大会予選 | ベスト32 | ベスト8 | ベスト16 | ベスト8 | ベスト32 |
| 高校総体予選 | ベスト16 | ベスト8 | ベスト32 | ベスト32 | ベスト32 |
| 新人大会 | ベスト32 | ベスト8 | ベスト32 | ベスト8 | |
| インドア予選 (関東選抜予選) | ー | ベスト16 | ー | ベスト16 |
部員数は約30名。試合での結果はもちろん、部活動を通じて社会で通用する人格形成を目指しています。2019年にテニスコートを改修し、近隣の高岩公園(市営オムニコート)も練習で活用できるなど、環境は非常に整っています。部内の雰囲気は明るく、先輩後輩の関係も良好。「やるときは真剣に」を合言葉に、競技を楽しみながら取り組む姿勢が特徴です。
【11〜20位】埼玉県の高校男子ソフトテニス部紹介|練習環境や活動方針もチェック!
上位10校に続き、ここではランキング11〜20位に入った高校を紹介します。いずれの学校も、県大会や関東大会への出場実績を持ち、地域で高い評価を受けているチームばかりです。部活動の方針や練習環境、活動スタイルなど、数字だけでは見えない魅力をまとめました。高校選びや部活見学の参考にしてください。
了解です。いただいた参考資料だけを使い、**11位〜20位の学校紹介(成績表なし/リスト掲載向け)**を“です・ます調”でまとめました。個人名は記載していません。
- 【11位】城西大学付属川越高校(川越市)
校内オムニコートで基礎練習(前衛・サーブ・レシーブ等)を重ね、学業との両立を重視しています。目標は個人で県・関東・インターハイ出場、団体で県ベスト4です。活動は月〜木16:00–18:30、土曜13:30–17:00(金曜休、日曜は月1程度休)。平日約2時間、休日は練習試合を含め3時間程度と計画的に取り組みます。部員は34名(2024年4月時点)です。 - 【12位】県立鷲宮高校(久喜市)
公立・共学の部として、近年は個人での関東出場を継続し、男女ともに県大会上位進出の実績があります。2025年東部支部大会では男子団体Ⅰ部優勝、女子団体Ⅰ部準優勝を収めています。体験会・見学会を通じて入部希望者を広く受け入れ、日々の活動記録も公開しており、地域に開かれた運営が特色です。 - 【13位】本庄第一高校(本庄市)
男女で活動し、第一の目標に関東・インターハイ出場、次に「自己ベストの発揮」を掲げています。平日16:00–18:30、休日9:00–16:30で計画的に練習し、年間を通じて県予選・新人戦・インドア・私学大会などに出場します。男子は県大会でベスト16〜32の範囲で安定して勝ち上がる年があり、北部支部では団体準優勝の実績も見られます。 - 【14位】川口市立高校(川口市)
スローガンは「目指せ日本一」。インターハイ団体出場を目標に、通常練習に加えて各自が課題を設定して取り組みます。平日16:00–19:00(週1休養日)、休日8:30–12:00(どちらか1日休養日)でメリハリあるスケジュールを運用。奉仕活動(一日一善活動)にも取り組み、人間性の育成を重視しています。 - 【15位(同)】県立春日部高校(春日部市)
練習試合・合同練習・見学の受け入れに積極的で、地域との交流を大切にしています。東部地区・県大会での出場機会を着実に重ね、リーグ戦や新人大会でも経験を蓄積しています。部としては、ブロック予選から県大会につながる公式戦の流れを意識し、年間を通じた計画的な強化に取り組んでいます。 - 【15位(同)】県立川越高校(川越市)
校内合宿やOBとの交流(アドバイス提供・対抗戦)など、縦のつながりを活かした運営が特徴です。活動レポートでは、関東大会個人出場や地区新人戦での県大会出場などが報告されており、試合経験の共有や「語る会」等の行事で学びを次世代に継承しています。基礎の徹底と実戦機会の確保を両輪に強化を図っています。 - 【17位】県立坂戸西高校(坂戸市)
部員は1年13名・2年15名・3年11名と大所帯で、月〜金の放課後と土日の終日練習を軸に活動します(週1休日・考査前は休止)。西部地区での新人戦入賞、県大会団体ベスト8、関東個人出場など、段階的に成果を積み上げています。基礎から試合形式までバランスよく練習を組み、県上位・関東・インターハイ出場を目指します。 - 【18位】県立浦和高校(さいたま市)
平日15:30–18:00(月曜休)、休日8:30–12:30(日曜休)で、学校内コート2面を活用して練習します。OBが週末に指導や対抗戦で関わることが多く、競技の継承と学業の両立を大切にする文化が根づいています。県大会の常連として、関東・インターハイ出場を見据えた中長期の育成に取り組んでいます。 - 【19位】県立春日部西高校(春日部市)
公開情報に基づく詳細な部方針・活動時間の記載は本稿作成範囲では確認できていません。近年の団体成績にもとづきランキング対象に含めていますが、練習体制・見学可否などの最新情報は学校公式の案内をご確認ください(本記事では捏造を避けるため未掲載としています)。 - 【20位】県立所沢高校(所沢市)
部旗「挑戦」のもと、心・技・体・知の向上を目指します。現在は約16名で活動し、平日放課後は約2時間、休日は午前を基本とし、朝練や練習試合も随時実施します。長期休業中には2〜3泊の校内合宿を計画し、大学生・社会人OBのコーチングを受ける機会もあります。学業との両立を重視した時間設計が特徴です。
総括|埼玉男子ソフトテニス界の勢力図とこれから
埼玉県の高校男子ソフトテニス界は、「全国常連の私学」+「堅実に力を伸ばす公立校」という二層構造が特徴的です。トップの昌平・山村国際・川越東といった私立勢が全国舞台で存在感を示す一方、松山・上尾・熊谷などの公立校も長年にわたり県上位をキープしています。
私立勢:全国上位を狙う環境の充実
上位に位置する私立校は、いずれも専用コート・長時間練習・大学との連携といった環境面の強みを活かし、全国大会常連校としての地位を確立しています。技術だけでなく「人間力」「学習との両立」を掲げる学校が多く、受験と部活動を両立したい生徒にも人気です。
公立勢:伝統とチームワークの強さ
県立松山、上尾、熊谷、浦和といった公立校は、伝統と地域の支援を背景に安定感を誇ります。限られた練習時間の中でも質を追求し、チーム全体のまとまりと礼儀を重視。特に北部や県央エリアでは、地域密着型の指導で着実に力をつける学校が増えています。
地域別の特徴:西部と東部の競争が活発
西部地区(川越・坂戸エリア)には、昌平・川越東・山村国際など私学の強豪が集中し、練習試合や合同練習を通じて切磋琢磨する環境が整っています。一方、東部地区では春日部・鷲宮・春日部東といった公立・私立が混在し、「互いに刺激し合う構図」が続いています。県全体としては、地区格差が縮まりつつあり、どの地域からも上位進出校が現れるようになってきました。
今後の展望
ジュニア層からの競技人口の増加や指導者層の層の厚さもあり、埼玉県全体のレベルは年々向上しています。インターハイ・関東大会の舞台で埼玉勢が上位に食い込む機会も増え、「全国でも上位を争う県」として注目されています。
高校でもソフトテニスを続けたいと思う中学生のみなさんとその保護者の方向けに情報をまとめてみました。しかし、百聞は一見に如かず。学校説明会や部活体験会で“自分の目で見て、感じて”比べてみてください。高校でも文武両道、頑張ってくださいね!
<データ参照元>
大会の結果は、以下の公式サイトのデータを参照・加工しポイントに換算しています。
・埼玉県高体連ソフトテニス専門部 https://www.saitama-hs-softtennis.com/
また、テニス部の紹介は各高校のホームページを参考にまとめています。



