【2025年】県立所沢北高校の進路・大学進学実績(国公立・私立)

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県立所沢北高校は、埼玉県所沢市にある県内有数の進学校として、毎年多くの卒業生を難関大学に送り出しています。特に私立難関大学への合格実績において安定した成果を上げており、充実した進路指導体制により生徒一人ひとりの進路実現をサポートしています。ここでは、2025年3月卒業生の最新進学実績と過去5年間の推移について詳しく分析していきます。

目次

県立所沢北高校現役生の大学合格状況|2025年3月卒

2025年3月に卒業した現役生1,210名のうち、93.3%にあたる1,129名が私立大学に、6.7%にあたる81名が国公立大学に合格しました。この合格率は埼玉県内の公立高校の中でも高い水準を示しており、同校の段階的かつ体系的な進路指導の成果が表れています。特に私立大学への合格者が9割を超えており、私立難関大学対策に重点を置いた指導方針が功を奏しています。

県立所沢北高校の国公立大学の現役合格状況

最難関大学|東京一科+医学部医学科への合格状況

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大学名合格者数前年比
東京大学1名+1名
京都大学0名-1名
東京科学大学(旧東京工業大学)2名-1名
東京科学大学(旧東京医科歯科大学)1名+1名
一橋大学1名+1名
国公立医学部医学科0名-1名
合計5名±0名

2025年は東京一科医への合格者が5名となり、前年と同数となりました。特に東京大学1名、東京科学大学3名(旧東工大2名、旧医科歯科大1名)、一橋大学1名の合格は、同校の最難関大学対策の充実ぶりを示しています。理系・文系両方の最難関大学への合格者を輩出しており、生徒の多様な志向に対応したバランスの取れた進路指導が実践されています。

難関大学|旧帝大(東大・京大除く)への合格状況 ※医学部医学科除く

大学名合格者数前年比
北海道大学1名±0名
東北大学2名±0名
合計3名±0名

旧帝大への合格者は3名で前年と同数を維持しています。東北大学2名、北海道大学1名の合格実績は安定しており、地方の難関国公立大学への進学ルートも確保されています。合格者数は決して多くありませんが、毎年安定して合格者を輩出していることは、同校の学習指導が全国レベルの競争に対応できる実力を育成していることを物語っています。

準難関大学|TOCKY(筑波・お茶の水女子・千葉・神戸・横国)への合格状況 ※医学部医学科除く

大学名合格者数前年比
千葉大学6名+1名
筑波大学1名-3名
横浜国立大学2名-2名
合計9名-4名

首都圏の準難関国公立大学への合格者は9名でした。千葉大学6名が最も多く、地理的にアクセスしやすい同大学への志向が強いことが分かります。筑波大学、横浜国立大学への合格者は前年から減少していますが、これは上位大学群への志向転換の表れの可能性も考えられます。

関東圏国公立の合格状況 ※医学部医学科除く

大学名合格者数前年比
埼玉大学11名-16名
東京都立大学11名+7名
東京農工大学7名±0名
高崎経済大学4名+4名
茨城大学3名+2名
電気通信大学2名-1名
東京外国語大学2名-1名
埼玉県立大学2名-1名
その他5名
合計47名-5名

地元埼玉大学11名と東京都立大学11名が同数で最も多く、関東圏の国公立大学への合格が幅広く見られます。東京都立大学への合格者が大幅に増加したことは注目すべき点で、首都圏の公立大学への志向が高まっていることを示しています。その他、東京農工大学7名、高崎経済大学4名、茨城大学3名、電気通信大学2名、東京外国語大学2名、埼玉県立大学2名など、多様な国公立大学への合格実績は、生徒の様々な専門分野への関心に対応した指導が行われていることを物語っています。

その他国公立の合格状況

大学名合格者数前年比
その他国公立(医学部除く)17名+4名

関東圏以外の国公立大学への合格者も17名おり、前年から4名増加しています。全国レベルでの進学選択肢を提供していることが分かります。

県立所沢北高校の私立大学の合格状況|2025年3月卒

私立最難関大学|早慶上理医への現役合格状況

大学名合格者数前年比
早稲田大学29名+12名
慶應義塾大学7名+4名
合計36名+16名

早稲田大学29名、慶應義塾大学7名の合格者を輩出し、前年から大幅に増加しました。特に早稲田大学への合格者増加は顕著で、同校の私立最難関大学対策の効果が如実に表れています。この早慶合格者36名という実績は、埼玉県内の公立高校としては非常に優秀な数字であり、同校が実施している放課後講習や個別指導、模試対策などの充実した学習サポート体制の成果と考えられます。

上智・理科・ICU

大学名合格者数前年比
上智大学8名-3名
東京理科大学10名-13名
合計18名-16名

上智・理科・ICU群への合格者は18名で、前年から16名減少しました。これは早慶への合格者増加との関連性、すなわちより上位の大学群への志向転換の可能性も考えられます。

私立難関大学|GMARCHへの現役合格状況

大学名合格者数前年比
明治大学65名-1名
立教大学58名-12名
法政大学73名-19名
中央大学43名-15名
青山学院大学14名-7名
学習院大学24名+11名
合計277名-43名

GMARCHへの合格者は277名となり、前年から43名減少しました。明治大学65名が最も多く、次いで法政大学73名、立教大学58名と続きます。学習院大学は11名増加している一方、他の大学は軒並み減少しており、これは早慶への合格者増加と関連していると考えられます。

私立中堅人気大学|成成明学獨國武・日東駒専への現役合格状況

成成明学獨國武

大学名合格者数前年比
武蔵大学37名+6名
成蹊大学19名-5名
成城大学12名-6名
國學院大学11名-12名
獨協大学9名-2名
明治学院大学7名±0名
合計95名-19名

日東駒専

大学名合格者数前年比
東洋大学149名-22名
日本大学72名+26名
駒澤大学27名-5名
専修大学12名-18名
合計260名-19名

成成明学獨國武では武蔵大学37名が最も多く、日東駒専では東洋大学149名が圧倒的に多くなっています。両大学群とも前年から減少していますが、これは上位大学群への合格者増加の結果と考えられます。

日東駒専全体での260名という合格実績は、中堅私立大学への安定した進学ルートが確保されていることを示しています。これらの大学群は、GMARCHや早慶への挑戦と並行して確実な進学先を確保したい生徒や、特定の分野での実践的な学びを重視する生徒にとって重要な選択肢となっており、同校の進路指導における現実的なバランス感覚を表しています。

その他主要私立大学群への現役合格状況

大東亜帝国

大学名合格者数
大東文化大学34名
帝京大学15名
東海大学9名
亜細亜大学3名
国士舘大学5名
合計66名

四工大+農

大学名合格者数
芝浦工業大学51名
東京電機大学58名
工学院大学40名
東京都市大学8名
東京農業大学18名
合計155名

女子大

大学名合格者数
日本女子大学9名
東京家政大学9名
東京女子大学5名
昭和女子大学6名
その他15名
合計44名

芸術・スポーツ系

大学名合格者数
武蔵野美術大学5名
多摩美術大学4名
東京造形大学3名
合計12名

理系私立大学では芝浦工業大学51名、東京電機大学58名など工学系大学への進学者が多く、同校の理系教育の充実ぶりが分かります。工学院大学40名、東京農業大学18名、東京都市大学8名を含む四工大+農全体で155名の合格実績は、理系志向の生徒に対する多様な進路選択肢を提供しています。

女子大への進学者44名は、女子生徒にとって重要な選択肢を提供しています。日本女子大学9名、東京家政大学9名、東京女子大学5名、昭和女子大学6名など、それぞれが異なる特色を持つ女子教育の伝統校への進学機会が確保されています。

芸術・スポーツ系では武蔵野美術大学5名、多摩美術大学4名、東京造形大学3名の合格実績があり、創作活動や芸術分野での専門性を追求したい生徒にとって重要な進路選択肢となっています。これらの分野は一般的な学力試験とは異なる選考方法が用いられることが多く、同校がこうした特殊な入試制度にも対応した指導を行っていることを示しています。

その他私立大学への現役合格状況

大学名合格者数前年比
その他私立大学166名-98名

県立所沢北高校現役生の合格状況の推移|2021年~2025年

過去5年間の傾向を見ると、現役合格者総数は2022年の1,479名をピークに、2025年は1,210名まで減少しました。しかし、この数字の背景には重要な質的変化があります。早慶への合格者が大幅に増加する一方で、中堅大学群への合格者が減少しており、より上位の大学群への合格に重点を置いた進路指導の成果が表れています。

この変化は、同校が量よりも質を重視した進路指導へと転換していることを示しており、生徒一人ひとりの可能性を最大限に引き出すための指導に力を入れていることの表れです。

県立所沢北高校の国公立大学の現役合格状況推移|2021年~2025年

最難関大学|東京一科+医学部医学科への現役合格状況の推移

年度合格者数合格大学
2025年5名東京1、科学3、一橋1
2024年5名京都1、東工3、医学部1
2023年2名東京1、東工1
2022年5名東工3、医学部2
2021年3名東工1、一橋1、医学部2

過去5年間で見ると、最難関大学への合格者は3~5名の範囲で推移しており、安定した実績を維持しています。2025年は前年と同数の5名を維持し、継続的な最難関大学対策の成果が見られます。

難関大学|旧帝大(東大・京大除く)の現役合格状況の推移

年度合格者数合格大学
2025年3名北海道1・東北2
2024年3名北海道1・東北2
2023年1名東北1
2022年2名東北1・九州1
2021年2名北海道1・名古屋1

旧帝大への合格者は1~3名の範囲で推移しており、2024年から3名で安定しています。地方の難関国公立大学への進学ルートも継続的に確保されています。

準難関大学|TOCKY(筑波・お茶の水女子・千葉・神戸・横国)への合格状況の推移

年度合格者数合格大学
2025年9名筑波1・千葉6・横国2
2024年13名筑波4・千葉5・横国4
2023年6名筑波4・千葉2
2022年9名筑波4・お茶女1・千葉1・横国3
2021年7名筑波3・千葉1・横国3

TOCKY群への合格者は6~13名の範囲で推移しており、2024年の13名をピークに2025年は9名となりました。年度による変動はありますが、一定の合格実績を維持しています。

関東圏国公立大学の現役合格状況の推移

年度合格者数合格大学
2025年56名埼玉11、都立11、農工7、高崎経済4ほか
2024年55名埼玉27、農工7、都立4、電気通信3、東京外大3、学芸3ほか
2023年35名埼玉16、都立6、学芸4、埼玉県立2ほか
2022年52名埼玉16、都立12、埼玉県立7、電気通信4ほか
2021年47名埼玉18、埼玉県立8、学芸8、都立6、電気通信4ほか

関東圏の国公立大学への合格者は35~56名の範囲で推移しており、2025年は47名となりました。地元及び関東圏の国公立大学への進学ルートが安定して確保されています。

県立所沢北高校の私立大学の現役合格状況の推移|2021年~2025年

最難関:早慶上理医の現役合格状況の推移

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年度2021年2022年2023年2024年2025年傾向
早慶25名25名12名20名36名大幅増加
上智・理科・ICU25名43名16名34名18名変動あり

早慶への合格者は2025年に36名と大幅に増加し、過去5年間で最高の実績となりました。一方、上智・理科・ICU群は18名に減少しており、より上位の大学群への志向転換が明確に表れています。

私立難関大学|GMARCHの現役合格状況の推移

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年度2021年2022年2023年2024年2025年傾向
GMARCH182名285名173名320名277名高水準維持

GMARCHへの合格者は2024年の320名をピークに2025年は277名となりましたが、依然として高い水準を維持しています。過去5年間で最も安定した合格実績を誇る大学群となっています。

私立中堅人気大学|成成明学獨國武・日東駒専への現役合格状況

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年度2021年2022年2023年2024年2025年傾向
成成明学獨國武117名108名80名114名95名減少傾向
日東駒専225名212名236名279名260名高水準維持

成成明学獨國武は減少傾向にある一方、日東駒専は250名前後の高い水準を維持しています。これは上位大学群への合格者増加とバランスを取った結果と考えられます。

その他私立大学の現役合格状況の推移

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年度2021年2022年2023年2024年2025年傾向
大東亜帝国110名91名85名79名66名減少傾向
四工大+農113名172名113名116名155名増加
その他284名306名272名264名166名減少

大東亜帝国への合格者は減少傾向にある一方、四工大+東農大の合格者数は155名と増加しており、理系私立大学への志向が強まっています。

県立所沢北高校の3年間の教育・進路指導プログラム

県立所沢北高校では、「きめ細かな支援で一人ひとりの進路探究に伴走」をモットーに、段階的かつ体系的な進路指導を3年間にわたって展開しています。

1年次

「生活習慣・学習習慣の確立と定着」をテーマとし、高校生活の基盤作りに重点を置いています。年4回の進路LHRを通じて進路への関心を高め、所北セミナーや三者面談により、自己理解と将来設計の基礎を築きます。また、進路適性検査や科目選択説明会を通じて、2年次のコース選択に向けた準備を行います。

2年次

「進路目標明確化による『中堅み』へ」をテーマとし、具体的な進路目標の設定と学力向上に取り組みます。年3回の進路LHRに加え、大学模擬授業体験などの実体験を通じて、大学や学部への理解を深めます。この時期から本格的な受験勉強への意識を高め、進路実現に向けた学習習慣の確立を図ります。

3年次

「学習と受験校選定で『圧倒的主体性』を発揮」をテーマとし、最終的な進路決定と受験対策に集中します。年5回の進路LHRときめ細かな個別面談により、一人ひとりの状況に応じた指導を行います。進路体験発表会では、3年次の進路体験を後輩に伝える機会も設けています。

充実した進学補講体制では、3年次には通年で約20講座、夏季で約35講座、冬季で約15講座を開講し、多様な志望校に対応したきめ細かな指導を実現しています。これらの講座では学習の切り札となる指導を責任持って展開し、現役合格への道筋を明確にしています。

個別支援の充実として、1・2年次は年2回、3年次は年3回のきめ細かな進路面談を実施し、次の課題の明確化と個々の成長を促進しています。また、出願先を評定や模試データ等をもとに見極め、体験に基づく検討を行うことで、より確実な進路実現をサポートしています。

早慶合格者大幅増!私立難関大学に強い所沢北の実力

県立所沢北高校の2025年進学実績は、早慶への合格者が前年比16名増の36名となり、私立最難関大学への合格力の向上が顕著に表れました。GMARCHへの合格者も277名と高い水準を維持し、私立難関大学に強い同校の特色が如実に示されています。

この成功の背景には、3年間を通じた段階的かつ体系的な進路指導があります。「きめ細かな支援で一人ひとりの進路探究に伴走」という方針のもと、年間約70講座の充実した進学補講体制と個別面談による丁寧なサポートにより、生徒一人ひとりの可能性を最大限に引き出しています。

質的向上を重視した進路指導の転換により、上位大学群への合格者増加を実現した県立所沢北高校は、中学生の皆さんにとって難関大学への確実な進学を目指す最適な学習環境を提供する学校として、今後も大きな期待が寄せられる進学校です。

<参照元>
ページ内の大学合格実績やデータは各高校のホームページやパンフレットを参照しています。しかしながら、参照したタイミングによっては速報データであったり、年度をまたぎ変更となっている場合もありますので、正確なデータは各高校の最新データをご確認ください。

・県立所沢北高校公式サイト https://tokokita-h.spec.ed.jp/

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