【2025年】県立浦和第一女子高校の進路・大学進学実績(国公立・私立)

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県立浦和第一女子高等学校(通称:一女)は、埼玉県さいたま市浦和区に位置する県立女子高校として、「世界の平和と繁栄に貢献する高い志の育成」を掲げ、優秀な人材を輩出し続けています。

2025年3月卒業生(353人)の進学実績では、国公立大学138人(現役生の39.1%)という極めて高い合格率を達成し、延べ合格人数は1,086人に達しました。東京大学2人、京都大学2人をはじめとする最難関大学への合格や、早慶上理への146人合格など、女子校として全国トップクラスの進学実績を誇っています。

「守・破・離」の3段階の学びを通じて、生徒一人ひとりの志を育み、学力と人間力の両面から成長をサポートする同校の教育方針が、これらの優秀な結果に結実しています。

目次

県立浦和第一女子高校現役生の大学合格状況|2025年3月卒

項目2025年3月2024年3月2023年3月
卒業生数353人350人351人
延べ合格人数1,086人1,080人943人
1人あたり合格数3.1校3.1校2.7校

2025年度の特徴として、延べ合格人数が1,086人と前年とほぼ同水準を維持しており、安定した受験戦略が取られていることがわかります。1人あたりの合格数が3.1校と適切な範囲にあり、無駄のない効率的な受験が行われています。

県立浦和第一女子高校の国公立大学の現役合格状況

2025年3月卒業生の国公立大学合格者数は138人(現役合格率39.1%)となりました。この合格率は全国の女子高校としては最高水準で、同校の学力レベルの高さを示しています。特に理系・文系ともにバランス良く国公立大学への進学を実現している点が特徴です。

最難関大学|東京一科+医学部医学科への合格状況

大学名合格者数前年比
東京大学2人+1人
京都大学2人±0人
東京科学大学(旧東京工業大学)3人+1人
東京科学大学(旧東京医科歯科大学)1人-1人
一橋大学2人-4人
国公立医学部医学科4人
群馬2、山形、新潟
±0人
合計14人-3人(-17.6%)

東京一科医への合格者14人は、卒業生353人の4.0%に相当し、女子校として極めて優秀な実績です。特に医学部医学科への合格者が4人いることは、理系教育の充実を物語っています。東京大学2人、京都大学2人という結果は、文理両面での最高峰への挑戦が実を結んだ成果といえます。

難関大学|旧帝大(東大・京大除く)への合格状況

大学名合格者数前年比
北海道大学3人-3人
東北大学8人+1人
名古屋大学0人-1人
大阪大学1人-3人
九州大学0人±0人
合計12人-6人(-33.3%)

旧帝大(東大・京大除く)への合格者は12人で、前年の18人から減少しました。しかし、東北大学への8人合格は安定した実績を示しており、特に理系学部への進学が多いことが特徴です。地理的な要因から東北大学への志望者が多く、同大学は一女生にとって重要な進路先となっています。

準難関大学|TOCKY(筑波・お茶の水女子・千葉・神戸・横国)への合格状況

大学名合格者数前年比
筑波大学6人-2人
お茶の水女子大学9人+3人
千葉大学8人-5人
神戸大学2人+2人
横浜国立大学3人-1人
合計28人-3人(-9.7%)

TOCKYグループでは、お茶の水女子大学への9人合格が特に注目されます。同大学は女子の最高学府として一女生にとって憧れの大学であり、前年から3人増加したことは同校の女子教育の質の高さを示しています。筑波大学、千葉大学も含め、関東圏の国公立大学として重要な進路先となっています。

関東圏国公立の合格状況

主要な関東圏の国公立大学への合格者数は71人で、前年から21人増加(+42.0%)でした。

  • 埼玉大学: 23人(+7人)
  • 東京外国語大学: 11人(+2人)
  • 東京農工大学: 9人(+3人)
  • 東京学芸大学: 9人(+5人)
  • 東京都立大学: 8人(+1人)
  • その他関東圏国公立: 9人(+1人)

埼玉大学への23人合格は地元志向の現れで、特に教育学部や文系学部への進学が多く見られます。東京外国語大学への11人合格は、一女の語学教育の成果を反映しており、国際的なキャリアを目指す生徒の志向を示しています。東京学芸大学への9人合格は、教員志望の生徒が一定数いることを表しています。

その他国公立の合格状況

その他の国公立大学への合格者数は13人で、前年の7人から大幅に増加しました。地方国公立大学への挑戦も積極的に行われており、多様な進路選択が実現されています。

県立浦和第一女子高校の私立大学の合格状況

私立大学の合格者数は948人で、1人あたり約2.7校の私立大学に合格しています。女子校らしく、女子大学への合格者が多いことが特徴で、多様な選択肢を確保した戦略的な受験が行われています。

私立最難関大学|早慶上理医への現役合格状況

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大学群合格者数前年比主要大学の内訳
早慶私立医学部医学科62人+9人(+17.0%)早稲田大学53人、慶應義塾大学9人
上智・理科大84人+22人(+35.5%)上智大学38人、東京理科大学46人
合計146人+31人(+27.0%)

早慶上理への合格者146人は、卒業生353人の41.4%、私立延べ合格者の15.4%に相当し、極めて高い実績を示しています。早稲田大学53人は前年の37人から大幅に増加し、特に文系学部への合格が目立ちます。上智大学38人という数字は、カトリック系女子教育との親和性も反映していると考えられます。東京理科大学46人は、同校の理系教育の充実を示しており、理工系分野への女性進出を支援する成果といえます。

私立難関大学|GMARCHへの現役合格状況

GMARCH(学習院・明治・青山学院・立教・中央・法政)への合格者数は355人で、前年から5人増加(+1.4%)、最も多くの合格者を輩出している大学群です。

大学名合格者数前年比
立教大学92人-15人
明治大学88人+14人
法政大学84人+22人
中央大学46人+9人
学習院大学28人-5人
青山学院大学17人-20人
合計355人+5人(+1.4%)

GMARCHの合格者355人は、卒業生1人あたり約1.0校という計算になり、多くの生徒がこのレベルの大学に合格していることがわかります。立教大学92人、明治大学88人、法政84人という数字が特に際立っており、これらの大学が一女生にとって重要な進路先となっています。法政大学への22人増加は、同大学の多様な学部展開と入試制度改革の効果と考えられます。

その他私立大学への現役合格状況

女子大学への合格実績

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分野合格者数前年比主要大学
主要3女子大118人-2人(-1.7%)日本女子大学54人、東京女子大学31人、津田塾大学33人

女子大学への合格者118人は、一女の伝統を反映した特色ある進路選択です。日本女子大学54人は安定した実績で、特に文学部、家政学部、人間社会学部への進学が多く見られます。東京女子大学31人、津田塾大学33人という結果も、リベラルアーツ教育や語学教育を重視する一女の教育方針と合致しています。

理系私立大学への合格実績

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分野合格者数前年比主要大学
芝浦工業+東農50人±0人芝浦工業大学27人、東京農業大学23人

理系私立大学への50人合格は、一女の理系教育の充実を示しています。芝浦工業大学27人は工学系への女性進出を示す重要な指標で、東京農業大学23人は農学・生命科学分野への関心の高さを反映しています。

県立浦和第一女子高校現役生の合格状況の推移|2023年~2025年

2025年2024年2023年
国公立大学138人123人129人
私立大学948人957人814人

国公立大学 :2023年129人 → 2024年123人 → 2025年138人

130人前後で推移しており、2024年にやや減少したものの2025年は過去3年で最高の138人となりました。安定して高い合格実績を維持していることがわかります。

私立大学: 2023年814人 → 2024年957人 → 2025年948人

2023年から2024年にかけて143人の大幅増加(+17.6%)があり、2025年も高水準を維持しています。この増加は、私立大学の入試制度変更への適応や、生徒の受験戦略の多様化が要因と考えられます。

全体として、国公立・私立ともに高い合格実績を維持しており、特に私立大学では2024年以降、それまでより一段高いレベルで安定していることが特徴的です。

県立浦和第一女子高校の国公立大学の現役合格状況推移

最難関大学|東京一科+医学部医学科への現役合格状況の推移

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年度合格者数主な変化
2025年14人東京大学2人、京都大学2人で安定
2024年17人ピーク
2023年12人東京大学5人で最多

3年間の推移を見ると、東京一科医レベルへの合格者数は12人から17人、そして14人と推移しており、比較的安定した実績を維持しています。2023年の東京大学5人合格は特筆すべき成果でしたが、その後は2人程度で安定しています。医学部医学科への合格者が毎年複数名いることは、一女の理系教育の質の高さを示しています。

難関大学|旧帝大(東大・京大除く)の現役合格状況の推移

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年度合格者数特徴
2025年12人東北大学8人が中心
2024年18人ピーク
2023年12人ベースライン

旧帝大への合格者数は年度により変動があり、2024年が18人でピークでした。東北大学への合格者が安定して多いのは、地理的な要因に加え、同大学の多様な学部構成が一女生の志向に適合していることが要因と考えられます。

準難関大学|TOCKY(筑波・お茶の水女子・千葉・神戸・横国)への合格状況の推移

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年度合格者数傾向
2025年28人お茶の水女子大学9人が最多
2024年31人筑波大学8人、千葉大学13人
2023年35人最多、筑波大学12人

TOCKYレベルへの合格者数は年度により変動がありますが、お茶の水女子大学への合格者が毎年一定数いることが一女の特色です。お茶の水女子大学は女子の最高学府として、一女生にとって重要な目標となっています。

関東圏国公立大学の現役合格状況の推移

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年度合格者数特徴
2025年71人埼玉大学25人が大幅増
2024年50人最少
2023年62人安定した実績

関東圏国公立への合格者数は、2024年に50人まで減少しましたが、2025年は71人へと大幅に回復しました。特に埼玉大学への合格者増加が顕著で、地元志向の高まりと同大学の入試制度変更の効果が表れています。

県立浦和第一女子高校の私立大学の現役合格状況の推移

最難関:早慶上理医の現役合格状況の推移

年度早慶医上智・理科大合計
2025年62人84人146人
2024年53人62人115人
2023年57人63人120人

早慶上理への合格実績は、2025年に146人と大幅に増加し、3年間で最高の結果となりました。特に上智大学・東京理科大学への合格者が84人と前年から22人増加したことが特筆されます。これは一女の教育改革と進路指導の成果が表れたものといえます。

私立難関大学|GMARCHの現役合格状況の推移

年度合格者数1人あたり
2025年355人1.01校
2024年350人1.00校
2023年290人0.83校

GMARCHへの合格者数は着実に増加しており、2023年から2025年にかけて65人(22.4%)増加しました。これは一女生の学力向上と、これらの大学群の入試制度変更への適応が功を奏した結果といえます。

GMARCH各大学の3年間推移

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大学名2025年2024年2023年
立教大学92人107人83人
明治大学88人74人85人
法政大学84人62人49人
中央大学46人37人29人
学習院大学28人33人27人
青山学院大学17人37人17人

立教大学と明治大学への合格者が特に多く、これらの大学が一女生にとって主要な進路先となっています。法政大学への合格者は3年間で49人から84人へと大幅に増加しており、同大学の多様化戦略が一女生に受け入れられています。

その他私立大学の現役合格状況の推移

女子大学への合格者推移

年度合格者数私立延べ合格者数に占める割合
2025年118人12.4%
2024年120人12.5%
2023年149人18.3%

女子大学への合格者は3年間で徐々に減少傾向にありますが、これは共学志向の高まりと、他の選択肢の増加を反映しています。それでも3人に1人が女子大学を選択肢に入れていることは、一女の伝統と女子教育への価値観を示しています。

県立浦和第一女子高校の3年間の教育・進路指導プログラム

県立浦和第一女子高校では、「守・破・離」の思想に基づいた3年間の体系的な進路指導を実施しています。

3段階の学びの設計

  • 1年生「守」:学び方を学ぶ – 一女生としての基礎基本、「型」を身につける
  • 2年生「破」:学びの質を高める – 「一女生としての型」を礎に、自分の可能性を追求する
  • 3年生「離」:自らの学びをつくりあげる – 今までの学びをもとに、自分の力で走り出す

年間を通じた進路支援体制

1年生の指導内容

前期(4月〜8月)

  • 進路ガイダンスノート配付
  • 進路選択に向けたモデル研究
  • 実力テスト①(9月)に向けた基礎固め
  • 夏季実力養成講座

後期(9月〜3月)

  • 二者面談②による進路相談
  • 実力テスト振り返り
  • 東大見学会
  • GTEC受験(英語4技能評価)
  • 共通テストトライアル参加

2年生の指導内容

前期(4月〜8月)

  • 3年次科目選択希望調査
  • 志望別研修の準備
  • OGによる分野別進路懇談会参加

後期(9月〜3月)

  • 科目選択説明会
  • 外部模試の本格受験開始
  • 受験0学期スタート
  • 志望別研修・入試問題研究ゼミ参加

3年生の指導内容

前期(4月〜8月)

  • 志望校調査・受験スケジュール作成
  • 大学別模試受験
  • 実力養成講座・個別添削指導

後期(9月〜3月)

  • 出願校最終決定
  • 共通テストプレ演習
  • 個別添削指導の集中実施
  • 自主登校による最終調整

特色ある指導プログラム

OGによるキャリアガイダンス

  • 1年生:大学見学会・分野別懇談会
  • 2年生:受験体験講話
  • 3年生:進路懇談会

多彩な分野で活躍するOGとの交流により、高い志の育成と具体的な進路イメージの形成を支援しています。

受験0学期の取り組み

2年生の1・2月を「受験0学期」と位置づけ、大学入学共通テストレベルの到達を目標とした集中指導を実施します。志望別研修や入試問題研究ゼミを通じて、「受験は団体戦」という意識を醸成し、仲間と共に学び合う環境を整えています。

実力養成講座・個別添削指導

平日の早朝・放課後、長期休業中に実力養成講座を開講し、入試に向けた実戦力強化を図っています。小論文・英作文・数学・理科・社会の記述・論述問題の添削指導も希望に応じて実施し、国公立大学2次試験に対応した答案作成力を養成しています。

女子校トップの実績!一女で花開く知性と志

県立浦和第一女子高校の2025年3月卒業生の進学実績は、国公立大学138人(39.1%)、早慶上理146人という全国屈指の結果となりました。特に国公立大学合格率39.1%は、女子校だけでなく共学・男子高と比較して極めて高い水準です。

「守・破・離」の3段階の学びを通じて、1年生では一女生としての基礎を固め、2年生で自分の可能性を追求し、3年生で自立した学習者として羽ばたく。この体系的な教育プログラムが、東京大学・京都大学をはじめとする最難関大学への合格実績に結実しています。

特に注目すべきは、早慶上理への合格者が3年間で146人まで増加し、GMARCHへも355人が合格していることです。これは単なる受験指導の成果ではなく、「世界の平和と繁栄に貢献する高い志」を育む一女の教育理念が、生徒一人ひとりの可能性を最大限に引き出している証拠といえるでしょう。

女性のリーダーシップが求められる現代社会において、知性と品格を兼ね備えた女性を育成する一女は、志の高い中学生にとって理想的な学習環境です。あなたも一女で、自分だけの花を咲かせてみませんか。

<参照元>
ページ内の大学合格実績やデータは各高校のホームページやパンフレットを参照しています。しかしながら、参照したタイミングによっては速報データであったり、年度をまたぎ変更となっている場合もありますので、正確なデータは各高校の最新データをご確認ください。

・県立浦和第一女子高校公式サイト https://urawaichijo-h.spec.ed.jp/ichijo/

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