県立蕨高校は埼玉県内でも有数の進学校として知られ、毎年多くの生徒が難関大学への進学を果たしています。同校では1年次からキャリアプランニングを実施し、予備校に頼らない充実した進学補講体制を整えることで、安定した進学実績を維持しています。
2025年3月卒業生の大学合格実績を中心に、過去5年間の推移と合わせて詳しく分析し、県立蕨高校の進路指導の特色と成果を明らかにします。
県立蕨高校現役生の大学合格状況|2025年3月卒
2025年3月に卒業した現役生の延べ合格者数は1,432人となりました。この数字は前年度の1,440人から8人減少していますが、ほぼ同水準を維持しており、安定した合格実績を示しています。
内訳を見ると、国公立大学が81人(5.7%)、私立大学が1,351人(94.3%)となっており、私立大学への進学が圧倒的多数を占めています。
| 区分 | 合格者数 | 前年比 |
|---|---|---|
| 延べ合格者数 | 1,432人 | -8人 |
| 国公立大学 | 81人(5.7%) | -12人 |
| 私立大学 | 1,351人(94.3%) | +4人 |
この結果から、蕨高校は私立大学への進学に特に強みを持つ高校であることがわかります。特に首都圏の難関私立大学への合格実績が充実しており、生徒の多様な進路希望に応えられる指導体制が整っていることが伺えます。国公立大学の合格者数は前年より減少しましたが、一橋大学や旧帝大・TOCKYなどへの難関大学への合格者数は増加しています。全体としてバランスの取れた進学実績となっています。
県立蕨高校の国公立大学の現役合格状況
最難関大学|東京一科+医学部医学科への合格状況
最難関とされる東京大学・京都大学・一橋大学・東京科学大学(旧東京工業大学+東京医科歯科大学)・国公立医学部医学科への2025年合格者数は3人でした。一橋大学に3人が合格しており、2024年の2人から1人増加し、着実に実績を伸ばしています。
| 大学名 | 合格者数 | 前年比 |
|---|---|---|
| 東京大学 | 0人 | 0人 |
| 京都大学 | 0人 | 0人 |
| 一橋大学 | 3人 | +2人 |
| 東京科学大学 | 0人 | -1人 |
| 小計 | 3人 | +1人 |
この実績は決して多いとは言えませんが、県立高校として最難関大学への挑戦を続けており、特に一橋大学への合格者が増加していることは注目に値します。一橋大学は社会科学系の最高峰として位置づけられており、この分野での教育に強みを持っていることがわかります。
難関大学|旧帝大(東大・京大除く)への合格状況
旧帝国大学(東京大学・京都大学・医学部を除く)への合格者は7人となりました。内訳は北海道大学3人、東北大学3人、九州大学1人で、2024年の5人から2人増加しており、着実に実績を向上させています。
| 大学名 | 合格者数 | 前年比 |
|---|---|---|
| 北海道大学 | 3人 | 0人 |
| 東北大学 | 3人 | +1人 |
| 名古屋大学 | 0人 | 0人 |
| 大阪大学 | 0人 | 0人 |
| 九州大学 | 1人 | +1人 |
| 小計 | 7人 | +2人 |
旧帝大への合格実績は順調に向上しており、特に北海道大学と東北大学への合格が安定しています。これは蕨高校の地理的な位置から関東・東北圏への進学志向が強いことと、理系学部への進学希望者が一定数いることを示しています。
九州大学への合格者も1人出ており、全国レベルでの大学選択が行われていることがわかります。これらの実績向上は、蕨高校の教育水準の向上と、生徒の学習意欲の高さを物語っています。
準難関大学|TOCKY(筑波・お茶の水女子・千葉・神戸・横国)への合格状況
TOCKY(筑波大学・お茶の水女子大学・千葉大学・神戸大学・横浜国立大学)への合格者は20人でした。これは2024年の12人から8人増加しており、大幅な実績向上となっています。
| 大学名 | 合格者数 | 前年比 |
|---|---|---|
| 筑波大学 | 7人 | +3人 |
| お茶の水女子大学 | 2人 | +2人 |
| 千葉大学 | 6人 | +3人 |
| 神戸大学 | 0人 | 0人 |
| 横浜国立大学 | 5人 | 0人 |
| 小計 | 20人 | +8人 |
特に筑波大学への合格者が7人と最も多く、前年から3人増加しています。千葉大学も6人で3人増、お茶の水女子大学も2人増加と、全体的に好調な結果となりました。
これらの大学は首都圏の受験生にとって人気が高く、蕨高生の地元志向と併せて、質の高い教育を求める傾向が表れています。TOCKY合格者の大幅増加は、蕨高校の国公立大学対策の充実と、生徒の学力向上を明確に示しています。
関東圏国公立の合格状況
関東圏の主要国公立大学(医学部除く)への合格者は33人となりました。これは2024年の51人から18人減少していますが、依然として一定の実績を維持しています。
| 大学名 | 合格者数 | 前年比 |
|---|---|---|
| 埼玉大学 | 12人 | -13人 |
| 東京都立大学 | 6人 | -4人 |
| 宇都宮大学 | 5人 | -1人 |
| 東京学芸大学 | 5人 | +2人 |
| 東京農工大学 | 1人 | 0人 |
| その他 | 4人 | -2人 |
| 小計 | 33人 | -18人 |
埼玉大学への合格者が12人と最も多いものの、前年から13人減少しています。上位大学群の合格者数が増加していることら、難易度の高い大学への挑戦が増えている可能性や、受験動向の変化・競争激化などが要因として考えられます。
東京都立大学への合格者も6人で4人減少していますが、東京学芸大学は5人で2人増加しており、教育系への関心の高さが伺えます。地元の国公立大学への進学は引き続き重要な選択肢となっており、蕨高校の進路指導では地域に根ざした進学支援が行われていることがわかります。
その他国公立の合格状況
その他の国公立大学(医学部除く)への合格者は19人でした。これは2024年の23人から4人減少していますが、全国の様々な国公立大学への進学実績を示しています。
全体として、蕨高校の国公立大学への進学実績は、TOCKYレベルでは大幅に向上している一方、地元の国公立大学では減少傾向にあります。これは受験生の志向の変化と、より高いレベルへの挑戦意欲の表れと考えられます。
県立蕨高校の私立大学の合格状況|2025年3月卒
私立最難関大学|早慶上理医への現役合格状況
私立大学の最難関である早稲田大学・慶應義塾大学・上智大学・東京理科大学・国際基督教大学(ICU)・私立医学部への合格者は88人となりました。これは前年の68人から+20人の大幅増加となっています。
| 大学名 | 合格者数 | 前年比 |
|---|---|---|
| 早稲田大学 | 38人 | +20人 |
| 慶應義塾大学 | 9人 | +1人 |
| 上智大学 | 16人 | +2人 |
| 東京理科大学 | 24人 | -4人 |
| 国際基督教大学 | 1人 | +1人 |
| 医学部医学科 | ー | ー |
| 小計 | 88人 | +20人 |
特筆すべきは早稲田大学への合格者が38人と大幅に増加したことです。前年の18人から20人増加という驚異的な伸びを示しており、これは蕨高校の進路指導の成果が如実に表れている結果と言えるでしょう。
慶應義塾大学への合格者も9人と前年から1人増加しており、私立最難関大学への挑戦が着実に成果を上げています。上智大学は前年比+2人の16人、東京理科大学は前年比-4人の24人とさほど変化はありません。
私立難関大学|GMARCHへの現役合格状況
GMARCH(学習院大学・明治大学・青山学院大学・立教大学・中央大学・法政大学)への合格者は369人でした。これは2024年の347人から22人増加し、直近5年では最高の実績となっています。
| 大学名 | 合格者数 | 前年比 |
|---|---|---|
| 学習院大学 | 38人 | +9人 |
| 明治大学 | 77人 | +5人 |
| 青山学院大学 | 30人 | +10人 |
| 立教大学 | 79人 | +19人 |
| 中央大学 | 40人 | -24人 |
| 法政大学 | 105人 | +3人 |
| 合計 | 369人 | +22人 |
法政大学への合格者が105人と最も多く、前年から3人増加しています。立教大学は79人で19人の大幅増加、青山学院大学も30人で10人増加と、特に人気の高い大学での実績向上が目立ちます。
GMARCHは首都圏の中堅私立大学として人気が高く、蕨高校生の多くがこの層の大学を志望していることがわかります。年々増加傾向にあることは、学校全体の学力向上と進路指導の充実を示しており、より多くの生徒が希望する進路を実現できていることを物語っています。
私立中堅人気大学|成成明学獨國武・日東駒専への現役合格状況
成成明学獨國武(成蹊大学・成城大学・明治学院大学・獨協大学・國學院大學・武蔵大学)への合格者は151人、日東駒専(日本大学・東洋大学・駒澤大学・専修大学)への合格者は296人となりました。
成成明学獨國武の合格状況
| 大学名 | 合格者数 | 前年比 |
|---|---|---|
| 成蹊大学 | 31人 | +17人 |
| 成城大学 | 21人 | +6人 |
| 明治学院大学 | 22人 | +12人 |
| 獨協大学 | 50人 | -4人 |
| 國學院大學 | 16人 | -4人 |
| 武蔵大学 | 11人 | -4人 |
| 合計 | 151人 | +23人 |
成蹊大学への合格者が31人で17人の大幅増加、明治学院大学も22人で12人増加と、特に人気の高い大学での実績向上が目立ちます。一方、獨協大学、國學院大學、武蔵大学はそれぞれ4人ずつ減少していますが、全体としては23人増加と好調な結果となっています。
日東駒専の合格状況
| 大学名 | 合格者数 | 前年比 |
|---|---|---|
| 日本大学 | 83人 | +4人 |
| 東洋大学 | 148人 | -12人 |
| 駒澤大学 | 44人 | +10人 |
| 専修大学 | 21人 | +1人 |
| 合計 | 296人 | +3人 |
東洋大学への合格者が148人と最も多いものの、前年から12人減少しています。一方、駒澤大学は44人で10人増加、日本大学と専修大学も微増しており、全体では3人増加となっています。これらの大学群は蕨高校生にとって重要な進学先となっており、安定した実績を維持しています。
私立理系大学|四工大+東農大への現役合格状況
四工大+東農大(芝浦工業大学・東京電機大学・東京都市大学・工学院大学・東京農業大学)への合格者は103人でした。これは2024年の78人から25人増加し、大幅な実績向上となっています。
| 大学名 | 合格者数 | 前年比 |
|---|---|---|
| 芝浦工業大学 | 41人 | +16人 |
| 東京電機大学 | 26人 | +1人 |
| 東京都市大学 | 7人 | 0人 |
| 工学院大学 | 17人 | +11人 |
| 東京農業大学 | 12人 | -3人 |
| 合計 | 103人 | +25人 |
芝浦工業大学への合格者が41人と最も多く、前年から16人の大幅増加となっています。工学院大学も17人で11人増加と好調です。芝浦工業大学は理系私立大学として高い評価を受けており、就職実績も良好なため、理系志望者にとって魅力的な選択肢となっています。
その他私立大学への現役合格状況
女子大学への合格状況
女子大学への合格者は107人となりました。これは2024年の107人と同数を維持しており、女子生徒の多様な進路選択を支援していることがわかります。
| 大学名 | 合格者数 | 前年比 |
|---|---|---|
| 日本女子大学 | 29人 | +4人 |
| 昭和女子大学 | 20人 | -5人 |
| 東京女子大学 | 16人 | -2人 |
| 実践女子大学 | 14人 | +8人 |
| 津田塾大学 | 11人 | -3人 |
| 共立女子大学 | 10人 | -1人 |
| その他 | 7人 | -1人 |
| 合計 | 107人 | 0人 |
日本女子大学への合格者が29人と最も多く、前年から4人増加しています。実践女子大学も14人で8人増加と好調です。女子大学は少人数教育や就職支援の充実などで人気が高く、蕨高校の女子生徒にとって重要な選択肢となっています。
文東立松産玉武への合格状況
文東立松産玉武(文教大学・東京経済大学・立正大学・二松学舎大学・産業能率大学・玉川大学・武蔵野大学)への合格者は63人でした。
| 大学名 | 合格者数 | 前年比 |
|---|---|---|
| 文教大学 | 31人 | +2人 |
| 武蔵野大学 | 24人 | -2人 |
| 立正大学 | 6人 | +3人 |
| 東京経済大学 | 2人 | +2人 |
| その他 | 0人 | 0人 |
| 合計 | 63人 | +5人 |
文教大学への合格者が31人と最も多く、地元埼玉県の私立大学として人気が高いことがわかります。武蔵野大学は24人で2人減少していますが、全体では5人増加となっています。
大東亜帝国への合格状況
大東亜帝国への合格者は26人でした。これは2024年の59人から33人の大幅減少となっています。
| 大学名 | 合格者数 | 前年比 |
|---|---|---|
| 大東文化大学 | 15人 | +14人 |
| 亜細亜大学 | 1人 | -11人 |
| 帝京大学 | 7人 | -8人 |
| 国士舘大学 | 3人 | 0人 |
| 合計 | 26人 | -33人 |
この減少は、全体的な学力向上により、より上位の大学への進学が増えたことを示していると考えられます。
県立蕨高校現役生の合格状況の推移|2021年~2025年
過去5年間の合格実績の推移を分析すると、蕨高校の教育水準の向上と進路指導の充実が明確に見て取れます。延べ合格者数は年度によって変動はありますが、質的な向上が顕著に表れています。
| 年度 | 延べ合格者数 | 国公立大学 | 私立大学 | 国公立比率 |
|---|---|---|---|---|
| 2021年3月 | 1,651人 | 91人 | 1,560人 | 5.5% |
| 2022年3月 | 1,536人 | 82人 | 1,454人 | 5.3% |
| 2023年3月 | 1,718人 | 105人 | 1,613人 | 6.1% |
| 2024年3月 | 1,440人 | 93人 | 1,347人 | 6.5% |
| 2025年3月 | 1,432人 | 81人 | 1,351人 | 5.7% |
この推移から、蕨高校は量的な拡大よりも質的な向上を重視した進路指導を行っていることがわかります。特に私立最難関大学や難関大学への合格実績の向上は、学校全体の教育水準の向上を明確に示しています。国公立大学への合格比率は5~6%台で推移しており、私立大学中心の進学パターンが定着していることがわかります。
県立蕨高校の国公立大学の現役合格状況推移|2021年~2025年
最難関大学|東京一科+医学部医学科への現役合格状況の推移
| 年度 | 合格者数 | 内訳 |
|---|---|---|
| 2021年3月 | 3人 | 一橋大学1人、東京工業大学2人 |
| 2022年3月 | 0人 | – |
| 2023年3月 | 1人 | 東京工業大学1人 |
| 2024年3月 | 2人 | 一橋大学1人、東京工業大学1人 |
| 2025年3月 | 3人 | 一橋大学3人 |
最難関大学への合格者数は変動がありますが、2022年の0人から徐々に回復し、2025年は2021年と並ぶ3人となりました。特に一橋大学への合格が安定して出ており、社会科学系の教育に強みを持っていることが伺えます。少数精鋭ながらも、継続的に最難関大学への道筋を示していることは、他の生徒にとっても良い刺激となっているはずです。
難関大学|旧帝大(東大・京大除く)の現役合格状況の推移
| 年度 | 合格者数 | 主な合格先 |
|---|---|---|
| 2021年3月 | 3人 | 北海道大学1人、東北大学2人 |
| 2022年3月 | 3人 | 東北大学2人、九州大学1人 |
| 2023年3月 | 3人 | 北海道大学1人、東北大学2人 |
| 2024年3月 | 5人 | 北海道大学3人、東北大学2人 |
| 2025年3月 | 7人 | 北海道大学3人、東北大学3人、九州大学1人 |
旧帝大への合格者数は着実に増加傾向にあり、この5年間で倍以上の伸びを示しています。北海道大学と東北大学への合格が安定して出ており、理系・文系を問わず幅広い分野での実績を積み重ねています。この実績向上は、蕨高校の教育力向上が顕著に表れている証拠と言えるでしょう。
準難関大学|TOCKY(筑波・お茶の水女子・千葉・神戸・横国)への合格状況の推移
| 年度 | 合格者数 | 主な合格先 |
|---|---|---|
| 2021年3月 | 11人 | 筑波4人、お茶女1人、千葉2人、横国4人 |
| 2022年3月 | 17人 | 筑波5人、お茶女1人、千葉10人、横国1人 |
| 2023年3月 | 14人 | 筑波3人、お茶女1人、千葉4人、神戸1人、横国5人 |
| 2024年3月 | 12人 | 筑波4人、千葉3人、横国5人 |
| 2025年3月 | 20人 | 筑波7人、お茶女2人、千葉6人、横国5人 |
TOCKYへの合格者数は変動がありましたが、2025年は過去5年で最高の20人となりました。特に筑波大学への合格者の増加が全体を押し上げており、国公立大学対策の充実が成果として表れています。これらの大学は首都圏の受験生にとって人気が高く、蕨高校の国公立大学志望者にとって重要なターゲットとなっています。
関東圏国公立大学の現役合格状況の推移
| 年度 | 合格者数 | 埼玉 | 埼玉県立 | 宇都宮 | 東京学芸 | 東京外国語 | 東京都立 | その他 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2021年3月 | 60人 | 16人 | 5人 | 8人 | 2人 | 2人 | 6人 | 21人 |
| 2022年3月 | 53人 | 17人 | 4人 | 2人 | 9人 | 3人 | 6人 | 12人 |
| 2023年3月 | 75人 | 25人 | 10人 | 11人 | 6人 | 5人 | 3人 | 15人 |
| 2024年3月 | 67人 | 25人 | 6人 | 3人 | 6人 | 2人 | 10人 | 15人 |
| 2025年3月 | 45人 | 12人 | 4人 | 5人 | 5人 | 3人 | 6人 | 10人 |
関東圏国公立への合格者数は2024年まで増加傾向にありましたが、2025年は33人と減少しました。これは主に埼玉大学への合格者数の変動が影響しており、2024年の25人から2025年は12人へと大幅に減少しています。ただし、これは一時的な変動と考えられ、継続的に一定数の合格者を輩出していることは、地域の教育拠点としての役割を果たしていることを示しています。
県立蕨高校の私立大学の現役合格状況の推移|2021年~2025年
最難関:早慶上理医の現役合格状況の推移
| 年度 | 合格者数 | 早稲田大学 | 慶應義塾大学 | 上智大学 | 東京理科大学 | 国際基督教大学 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2021年3月 | 35人 | 30人 | 5人 | 15人 | 19人 | 2人 |
| 2022年3月 | 18人 | 14人 | 4人 | 3人 | 39人 | 0人 |
| 2023年3月 | 25人 | 22人 | 3人 | 11人 | 15人 | 0人 |
| 2024年3月 | 26人 | 18人 | 8人 | 14人 | 28人 | 0人 |
| 2025年3月 | 47人 | 38人 | 9人 | 16人 | 24人 | 1人 |
早慶上理医への合格者数は、2025年は過去最高の47人となりました。特に早稲田大学への合格者の大幅増加が顕著で、2024年の18人から2025年の38人へと倍増しています。慶應義塾大学への合格者も安定して増加しており、私立最難関大学への挑戦が着実に成果を上げています。上智・東京理科は安定しており、国際基督教大学はその特性上、年度に1人出るか出ないかの状況です。
私立難関大学|GMARCHの現役合格状況の推移
| 年度 | 合格者数 | 増減 | 主な特徴 |
|---|---|---|---|
| 2021年3月 | 299人 | – | 基準年 |
| 2022年3月 | 327人 | +28人 | 順調な増加 |
| 2023年3月 | 345人 | +18人 | 継続的成長 |
| 2024年3月 | 347人 | +2人 | 安定維持 |
| 2025年3月 | 369人 | +22人 | 過去最高 |
GMARCHへの合格者数は一貫して増加傾向にあり、この5年間で70人の増加となっています。年平均約14人ずつ増加しており、安定した成長を示しています。この実績は蕨高校の中核的な進学実績として確立されており、多くの生徒がこのレベルの大学への進学を実現していることを示しています。
法政大学への合格者が最も多く、立教大学、明治大学が続いています。特に立教大学への合格者の増加が顕著で、より高いレベルへの挑戦が成功していることを示しています。
私立中堅人気大学|成成明学獨國武・日東駒専への現役合格状況
成成明学獨國武の推移
| 年度 | 合格者数 | 主な変動要因 |
|---|---|---|
| 2021年3月 | 149人 | – |
| 2022年3月 | 157人 | +8人 |
| 2023年3月 | 169人 | +12人 |
| 2024年3月 | 128人 | -41人 |
| 2025年3月 | 151人 | +23人 |
日東駒専の推移
| 年度 | 合格者数 | 主な変動要因 |
|---|---|---|
| 2021年3月 | 266人 | – |
| 2022年3月 | 228人 | -38人 |
| 2023年3月 | 310人 | +82人 |
| 2024年3月 | 293人 | -17人 |
| 2025年3月 | 296人 | +3人 |
成成明学獨國武は2024年に一時的に減少しましたが、2025年は回復しています。日東駒専は年度による変動がありますが、概ね290~310人の範囲で安定しています。これらの大学群は蕨高校生にとって重要な進学先であり、多様な学力層の生徒の受け皿となっています。
私立理系大学|四工大+東農大への現役合格状況
| 年度 | 合格者数 | 主な変動要因 |
|---|---|---|
| 2021年3月 | 131人 | – |
| 2022年3月 | 150人 | +19人 |
| 2023年3月 | 109人 | -41人 |
| 2024年3月 | 78人 | -31人 |
| 2025年3月 | 103人 | +25人 |
四工大+東農大への合格者数は変動が大きく、2024年に大きく減少しましたが、2025年は回復傾向にあります。特に芝浦工業大学への合格者の増加が全体を押し上げており、理系教育の充実が成果として表れています。これらの大学は実践的な工学教育に定評があり、社会で即戦力となる人材育成を行っているため、理系志望者にとって魅力的な選択肢となっています。
その他私立大学の現役合格状況の推移
女子大学の推移
| 年度 | 合格者数 | 主な特徴 |
|---|---|---|
| 2021年3月 | 130人 | – |
| 2022年3月 | 112人 | -18人 |
| 2023年3月 | 171人 | +59人 |
| 2024年3月 | 107人 | -64人 |
| 2025年3月 | 107人 | 0人 |
女子大学への合格者数は年度による変動がありますが、2024年と2025年は107人で安定しています。女子大学は少人数教育や就職支援の充実などで根強い人気があり、蕨高校の女子生徒にとって重要な選択肢となっています。
大東亜帝国の推移
| 年度 | 合格者数 | 主な変動要因 |
|---|---|---|
| 2021年3月 | 84人 | – |
| 2022年3月 | 63人 | -21人 |
| 2023年3月 | 56人 | -7人 |
| 2024年3月 | 59人 | +3人 |
| 2025年3月 | 26人 | -33人 |
大東亜帝国への合格者数は年々減少傾向にあり、特に2025年は26人と大幅に減少しました。これは全体的な学力向上により、より上位の大学への進学が増えたことを示していると考えられ、学校全体のレベルアップを物語っています。
県立蕨高校の3年間の教育・進路指導プログラム
蕨高校では、生徒の大学進学を全面的にサポートする充実した進路指導体制を整えています。「蕨高校の教職員は、生徒が卒業後の進路を模索し実現していく中で、人間として大きな成長を遂げる過程を全力で支援していきます」という方針のもと、以下のような多面的なプログラムを展開しています。
1年次からのキャリアプランニング
主にLHRの時間を使い、蕨高校独自の『キャリアプランノート』を活用したキャリア教育を1年生から展開しています。早期からの進路意識の醸成により、生徒は自分の将来像を明確にし、目標に向かって計画的に学習に取り組むことができます。このシステムにより、漠然とした大学進学ではなく、明確な目的意識を持った進路選択が可能となっています。
多種多彩な進学補講システム
蕨高校では「予備校や塾に頼らなくても大学に合格できる力が身につくシステム」を構築しています。3年生を中心に早朝や放課後に補講を毎日実施し、夏期補講も充実させています。さらに、推薦入試や国公立大学の二次試験対策として、小論文や英文エッセイ、論述問題対策の添削指導も行っています。この充実した補講体制が、私立最難関大学への合格実績向上に大きく貢献していると考えられます。
先輩から学ぶ進路行事
大学に通う卒業生との懇談会や大学合格者との懇談会、社会人として活躍する卒業生を招く講演会などを実施しています。先輩の生の体験談を聞くことで、生徒は具体的な目標設定や学習方法を学ぶことができ、進路実現への動機づけが強化されています。
きめ細かな個別指導体制
生徒一人一人を深く理解するために、少なくとも1年間で3回の個別面談を実施しています。特に夏休み明けの9月には授業時間を短縮して面談週間を設定し、担任がじっくりと生徒の話に耳を傾け、きめ細かなアドバイスを提供しています。この個別対応により、生徒の適性や志望に応じた最適な進路指導が実現されています。
教員による模試分析と受験校検討会
各教科による模試分析を1年生から実施し、生徒の弱点を洗い出して授業や補講に活かしています。また、3年生では計3回の受験校検討会を開催し、3学年を担当する全教員で生徒の情報を共有しています。様々な教科の視点から第1志望実現のために必要な方策を検討することで、総合的な学習指導が実現されています。
これらの充実した進路指導プログラムが、蕨高校の安定した進学実績の基盤となっており、特に2025年の私立最難関大学への大幅な合格者増加は、これらの取り組みの成果が結実したものと言えるでしょう。
難関私立大学への強固な進学実績を誇る県内屈指の進学校として更なる飛躍
県立蕨高校は、2025年も早慶上理医への合格者47人(前年比+21人)、GMARCH369人(前年比+22人)という飛躍的な進学実績を収めました。特に早稲田大学への合格者38人は前年の18人から倍増という驚異的な伸びを示し、私立最難関大学への挑戦が大きく実を結んでいます。国公立大学でも、TOCKY合格者20人(前年比+8人)と大幅に向上し、筑波大学や千葉大学への合格者増加が目立ちます。
これらの実績向上の背景には、1年次からのキャリアプランニング、予備校に頼らない充実した進学補講体制、きめ細かな個別指導、教員による徹底した模試分析など、多面的で充実した進路指導プログラムがあります。特に『キャリアプランノート』を活用した早期からの進路意識醸成と、3年生での計3回の受験校検討会による全教員での情報共有は、生徒一人ひとりの目標実現を強力にサポートしています。
蕨高校は量的な拡大よりも質的な向上を重視した進路指導により、より多くの生徒が希望する進路を実現できる教育環境を構築しています。私立大学中心の進学パターンの中で、難関大学への合格実績を着実に向上させており、埼玉県内でもトップクラスの進学校としての地位を確立しています。今後もこの充実した指導体制により、さらなる実績向上が期待されます。
この高校の先輩たちに続くなら、まずは“入試本番の傾向”を知ろう
2020年~2025年(昨年度)の全教科の問題を掲載し、すべての問題にわかりやすい解説つき。
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